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超一流になるのは才能か努力か?

私たち人間が、議論で白熱するテーマの一つ、何かを極めるには『才能が必要なのか?』『努力が必要なのか?』とゆう疑問ですが、本書の結論は『努力』です。

しかし本書では、ただの努力ではなく、正しい努力が必要とのことです。

その内容をざっくり紹介します。

甘えるな!限界的練習を実行せよ!

冒頭から厳しい言葉です。

基本的に、極度の成長マインドセットの持ち主でない限り、人は自ら苦しいこと選んで行おうとはしません。

しかし著者は、身に付けたい技能があるなら『限界的練習』こそが正しい努力であり、あなたを成功に導くと言っています。

人は普段コンフォートゾーン(心地よい場所や範囲)にいて、何か習得したい技術があるなら、そのコンフォートゾーンから脱却して、今できることより、少し難しいと思うことをする事こそが、次のステップにレベルアップさせてくれる秘訣だ。

しかし、ここで注意してもらいたいのは、過度に難しすぎる事を、するのは続けること事態が困難になるので禁物です。

あくまでも『少し難しい』くらいが良いです。

毎日、コンフォートゾーン内にいるあなた!成長することは、苦行のようです!

目的を持つことの重要性と想像性

本書に出てくる言葉『目的練習』とは、

『なぜ?』
『いつ?』
『どのように?』

それを行うのか具体的な理由を、持ち限界的練習のモチベーションの継続に繋げます。

考えてみてください、具体的な目標や、その目標を達成したときのイメージが、できなければ続けたいものも続きません。

モチベーションには、他者からのフィードバックやライバルなどの存在も大きく影響します

心的イメージは、簡単に説明すると

『イメージトレーニング』です。

例えば、筋トレなどを行う時に、鍛えている部位の筋肉の動きなどを意識する事で、効果が倍増する現象のことです

これは現在、行っている事の意味が、明確化されていないとできません。

なぜそれを、学習するのか?など、、、、

筋トレなどは、反復運動なので一回一回が慣れてくると、雑になりやすくなり、一回の効果が落ちてしまうので、しっかり意識してイメージしながら行うと最短距離で理想の体を手にする事が可能です。

大学受験などで例えると、まずは志願している大学に受かって喜んでいる姿や、キャンパスライフなどを想像するのが効果的です。
人によっては、受験前に実際に、大学を訪れることで、『絶対に受かりたい』と、自身を奮い立たせることで、モチベーションを、あげる方もいるようです。

この目的練習と心的イメージ限界的練習を付け加えると、倍速で目標に近づきます

ちなみに本書の研究によれば、自動車の運転歴5年の人と、20年の人とは『運転技術に、大きな差はない』と言っています。

それどころか、前者の方がマシという結果もあるみたいです。

自動車免許を取得したばかりの人は、路上に出てからも教習所では、完全に学びきれなかった部分があり、最初の5年以内は、正直言って新しいことの学びがあります。

しかし、ベテランドライバーは道路状況やルールなどに慣れてしまい、新しいことを学ぶ機会も減ります。

その結果、著者は言っています。

運転技術が向上するのは、免許を取得してから最初の5年くらいだろうと

これは、どうゆうことか?
なんでも『意識』して行わないと、そこから新しい発見や学びは何もないのです。
同じことを無意識に10年やっても、新しい学びや発見は何もありません。
『意識し』て行うことで新しい学びや発見が得られるのです。

大人になっても技術の習得は可能か?

結論はYESです!

著者は、基本的には上で話した3つ(限界的練習、目的練習、心的イメージ)を理解すれば、習得したい技術や、追いかけている夢を諦める必要はないと言っています。

本書の例で、紹介される男性は、幼少期からの音楽教育や音楽的才能が必要とされていた絶対音感を、音楽関係の教育が未経験の状態から32才の時に習得したり、80才で空手未経験の人が、黒帯を取得したりしている、事例が紹介されています。

しかし、

多少なりとも、年齢の制約はあります

物理的に幼い頃からの訓練で、習得しないとできないことも存在します。

例えば右利きのテニスプレーヤーなどは、左腕よりも右腕の方が大きく骨格も成長するようです。このような頑丈な「骨格」などが必要とされる、激しいスポーツは、幼少期の成長とともに大きくなるため、成長しきった成人にはどうにもならないです。

結論

本書では、物理的なこと以外は基本的に、成長に限界はありません。

年齢に応じた練習を行い、ここで紹介した3つの要素(限界的練習、目的練習、心的イメージ)を意識して、新しいことに取り組もう!

本書の全てを紹介しきれていませんので、もっと具体的に、詳しく知りたい方は是非、読んでみてください。



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