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防災士#5

どうもみしたくです。
今回は、今後30年以内に約80%発生すると言われる
「南海トラフ巨大地震(M)クラス 東海・東南海・南海)」への備えとして、
地震発生時のとるべき行動について整理していきます。

南海トラフ地震とは?

(1)南海トラフ地震での推定死亡者数 最大32万人以上

そもそも南海トラフ地震とは、どのようなものなのでしょうか。
中見出し(1)にも書きましたが、発生すると32万人以上がなくなると言われるほど、未曾有の大災害になることが予測されています。

これまでに、1707年宝永地震・1854年安政東海・南海地震などの地震が発生しており、数百年のスパンで大地震が発生しています。
まず一つ言えるのは、必ず南海トラフ地震が起きるといことです。

記憶に新しい2011年の東日本大震災では、2万2,199人の方が死亡・行方不明となり近年では稀に見る大災害となりました。
しかし南海トラフ地震では、約16倍の死者が出ると言われております。
誰もが想像できないような大きなエネルギーであり危険です。

(2)南海トラフ地震は関東から九州まで大きな影響を及ぼす

南海トラフ地震が発生すると、太平洋側の地域、特に関東〜九州までの地域には甚大な被害が出ることが想定されています。
過去に発生した地震を並べると、
1707年 宝永地震 震源地:東海・東南海・南海の3ヶ所で発生。
1854年   安政地震 震源地:東海・東南海の2ヶ所で発生。
     30時間後に南海地震が発生。
1944年 昭和地震 震源地:東南海で発生。2年後に南海地震が発生。

いかがでしょうか。
南海トラフには大きく3つの震源地があり、過去の地震ではその全てで同時に複数の震源による地震が発生もしくは、数年の間に関連する地震が発生しています。

つまり、今後の同じパターンでの発生が想定されます。
残念ながら発生のマカニズムなどは、今もなお判明していません。
ただし、わかっていることから色々な対策を打つことができます。

(3)どれくらいの地震の強さが発生する?

こちらのサイトをご覧ください。

地震に関する情報がビジュアルで確認できるサイトです。

今のURLは、今後30年以内に震度6弱以上の地震が発生する可能性がある地域を色別で示しています。
紫・赤色の地域に住まれている方は、特に念入りな準備が必要であると思ってください。

地震発生時の10のポイント

(1)地震時の行動

①まずは身の安全確保
揺れを感じたり、緊急地震速報を受けた際は、身の安全を最優先に行動してください。料理をしてる時は、火を消すよりも前に身の安全の確保です。

身の安全を確保するには、丈夫な机の下や物が落ちない・倒れない・移動してこない空間に身を寄せることが必要です。
揺れが完全に収まるまでは、様子を見ましょう。
※高層階(10階以上)に住んでいる方は、揺れが数分続く恐れがあり、ものも大きく動くことが懸念されます。

(2)地震直後の行動

②落ち着いて「火の元確認・初期消火」
火を使っているときは、揺れが収まってから火を消しましょう。
慌てずに火の始末をお願いします。出火した時は、落ち着いて消火。
落ち着いて消化するには、火の元になりうる場所付近の取り出しやすい場所に消火器を設置する。

③慌てた行動「ケガのもと」
屋内で転倒・落下した家具類や、ガラスの破片に注意。
瓦・窓ガラス・看板など落ちてくるものがあることを理解すること。
外には飛び出さず、目線を上げ指差し確認の上外に出ることをオススメします。

④窓や戸を開け「出口の確保」
揺れがおさまったら避難できるように出口の確保。
強い地震が発生すると、家が歪み扉も開かなくなる恐れがあります。
使用できる扉を探し、そこを出口として活用できるようにします。
玄関が開く場合でも、全ての扉を確認しておくと良いです。

⑤門や塀には近寄らない
屋外で揺れを感じたら、ブロック塀などには近寄らないように。
特に子供がいる家庭では、そのようによく話しておくと良いです。
子供は小さいため、簡単に塀に覆い被されてしまいます。

(3)地震後の行動

⑥火災や津波 確かな避難
地域に火災の危険が迫り、身の危険を感じたら、一時集合場所や避難場所に避難する。沿岸部では、大きな揺れを感じたり、津波警報が出されたら、高台などの安全な場所に素早く避難する。
日頃から避難所の確認や家族の集合場所を決めておくことが必要。
沿岸には、住んでいる方だけでなく旅行で訪れる地域の安全な場所は確認の上訪れてください。

⑦正しい情報 確かな行動
ラジオやテレビ、消防署、行政などから正しい情報を得る。
流言という事実の確証を得られない情報が広まることがあります。
特にマイナスな内容は、即座に広まります。自分で確認をするということも大切です。

⑧確かめ合おう 我が家の安全 隣の安全
我が家の安全を確認後、近隣の安否確認をしてください。
災害が発生すると、一人では乗り切ることができないことばかりです。
助け合いの共助の行動をお願いします。

⑨協力し合って 救出・救護
倒壊建物や転倒家具などの下敷きになった人を近隣で協力し、救出・救護をお願いします。災害発生時に自衛隊や消防などによる救出は、全体の約1割(確認)

⑩避難の前に安全確認 電気・ガス
避難が必要な時には、ブレーカーを切り、ガスの元栓を締めて避難する。
停電から復旧した際の通電で火災が発生することがあります。

まとめ

以上が、地震が起きた時の10のポイントです。
さらにいうと、地震直後からの項目は5分以内で行なっていただきたい。
定期的にこれらは見直し訓練をしてほしいですね。

災害が発生すると、財産となるものを失いかねません。
少しでも貴重な財産、そして思い出の場所を残すための行動が生きていく上で大切です。
なんにせよ、命を守ることが最優先です。
もし、地震が起きたら10の行動をお願いします。

それではまた! みしたく

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