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Raspberry Piの拡張コネクタ(GPIO)について

 こんにちは、タクト工房へようこそ!今回は、Raspberry Piの拡張コネクタ、通称GPIO(General Purpose Input/Output)について詳しく見ていきましょう。この小さなコンピュータの強力な機能の一つであり、電子工作やIoTプロジェクトにおいて欠かせない要素です。

GPIOとは?

 GPIOとは、Raspberry Piの拡張コネクタ上に配置されたピンのことを指します。これらのピンを使って、外部デバイス(センサー、LED、モーターなど)と直接接続し、信号の送受信を行うことができます。

GPIOピンの概要

 Raspberry Piの拡張コネクタには、40ピン(モデルA+、B+、2B、3B、4B)のコネクタが配置されています。各ピンにはそれぞれ異なる役割があり、以下のようなものが含まれています:

  • 電源ピン(5V、3.3V):デバイスに電力を供給するためのピン。

  • GND(グランド)ピン:電気回路の基準点となるピン。

  • GPIOピン:汎用の入出力ピン。入力または出力の信号を制御できます。

  • 特定用途のピン:I2C、SPI、UARTなど、特定の通信プロトコルに使用されるピン。

ピン配置図

 以下に、Raspberry Pi 4BのGPIOピン配置図を示します:

各ピンの役割

  • 電源ピン:

    • 5Vピン: 直接5V電圧を供給するピンです。大電流を必要とするデバイスに適しています。

    • 3.3Vピン: 3.3V電圧を供給するピンです。低電圧デバイスに適しています。

  • グランドピン(GND): 電気回路の基準点となるピンで、デバイスの共通グランドに接続されます。

  • GPIOピン: 汎用入出力ピンとして設定できます。入力モードでは外部からの信号を受け取り、出力モードでは信号を送信します。

  • 特定用途のピン:

    • I2Cピン(SDA、SCL): I2C通信プロトコルを使用するためのデータ線(SDA)とクロック線(SCL)です。

    • SPIピン(MOSI、MISO、SCLK、CE0、CE1): SPI通信プロトコルを使用するためのピンです。

    • UARTピン(TXD、RXD): シリアル通信を行うための送信データ線(TXD)と受信データ線(RXD)です。

GPIOピンのモード設定

GPIOピンは、ソフトウェアでモード(入力、出力、特殊機能など)を設定することで使用できます。これにより、外部デバイスとの柔軟なインターフェースが可能となります。

結論

Raspberry PiのGPIOピンは、多様なプロジェクトにおいて非常に強力なツールです。さまざまなデバイスを接続し、自分だけの電子工作プロジェクトを楽しんでください!

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