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「フリック入力」は時代遅れである。

これから書く内容は、タイトルの通りである。
現代、皆がスマートフォンを持っている中で「フリック入力」という入力方法はとても一般的であると言える。
僕も少し前までフリック入力を使っていたのだが、今はローマ字入力に変更した。
結論から言うと、これからはフリック入力ではなくローマ字入力を使うべきだと思っている。
その考えに至った経緯や理由などをこれから詳しく書いていこうと思う。



1, なぜフリック入力がここまで一般的になったのか

フリック入力がここまで一般的になったのはやはりスマートフォンの影響がほとんどだろう。それまでの携帯電話ではトルク入力が一般的だったが、2007年のiPhone登場以来キーボードはオンスクリーンになったため、トルク入力より簡単でかつ高速で入力ができるフリック入力が一般的となったわけである。

2, なぜローマ字入力ではダメだったのか

フリック入力を使う以前の日本人はトルク入力の他にもう1つ、今でも一般的な入力方法を使っていた。そう、ローマ字入力である。
パソコンを使う場合はほとんどの人が用いる入力方法であり、一般教養として小学生の頃に習った人も多いのではないだろうか。
実際10年以上前ではあるが、僕も小学校三年生ぐらいの頃に習った記憶がある。また、ローマ字もドリルのようなものを使って勉強した記憶もある。
教育機関でもしっかりと教え、世界的に見てもフリック入力より異端ではない入力方法であるにも関わらず、なぜスマートフォンでは一般的にならなかったのか。

それは、画面が小さいからである。

左:初代iPhone (2007)   右:iPhone 7 Plus (2016)

この画面サイズの差である。
ローマ字入力というのは見ての通り、キーの数がフリック入力と比べ1画面に表示される数が圧倒的に多い。そのため確実に誤タップが多くなるのは必然である。
そのため、発売当初のiPhoneのサイズにはローマ字入力はあまりそぐわなかったのである。

3, 今はローマ字入力の方が便利

だが時代は進み、スマートフォンは年々巨大化を進めた。
初めは3.5インチだったiPhoneも、今では6.5インチが登場するなど、年々大きくなっていった。
そうなるとまた話は変わってくる。
人間の手のサイズには限界があるので、大型のスマートフォンの場合、下手に指を上下左右に動かすとスマートフォン自体を落としてしまう可能性がある。
ローマ字入力はアルファベットを一つ一つタップして文字を打っていくのに対して、フリック入力はその名の通りキーを上下左右にフリックをして文字を打ち込んでいくので、大型のスマートフォンには向いていないのである。
さらに、今まで誤タッチが多くなるという理由で使われていなかったローマ字入力は、画面が大きくなるとともにキーが大きくなって打ちやすくなるため、フリック入力に欠点を与えるばかりか、自分の欠点を克服することもできたのだ。

そもそもな話、6インチを超えるスマートフォンは片手使いが難しいのでその時点でフリック入力よりのローマ字入力の方が使いやすいのだ。

4, ローマ字入力を一般化すべき理由

最近の若い人たちはスマートフォンの普及によってあまりパソコンに触れることがないと聞く。僕自身大学生なのだが、周りの友達の話を聞くとパソコンを持っていないという人は結構いる。また持っていたとしてもキーの配列がわからないため人差し指で打っている人も中にはいる。
嘘のように聞こえるかもしれないが、これが本当なのだ。

いくら今の時代がスマホ中心に回っているとはいえ、まだ仕事の場合はパソコンが必須だ。そのときに「ローマ字打てません」なんて流石にまずいだろう。
そのためにも今からローマ字入力に慣れ親しんでおけば、このような問題がなくなるだろう。

最後に

ここまで書いておいてなんだが、別に僕はフリック入力を否定しているわけではない。小さい電子端末であればフリック入力は力を存分に発揮すると思う。
だがスマホ大型化の現在においては少し欠点が見えてきているため、ローマ字入力に変更してもいいのではないかと言うあくまで僕からの提案である。

継続するぞ