【ニュース読解】3/28日経新聞

こんばんは、フィナンシャルプランナーの黒猫文具店です。
今日明日はコロナ対策での外出自粛で静かな週末を過ごされていることと思います。新聞記事もコロナ危機関係のニュースが多いですね。

■日本も大規模な経済対策導入へ

首相、過去最大の緊急経済対策 個人・企業に現金給付
こちらは大きなニュースです。月曜日には日本株の寄り付き価格から大きく上振れしてはじまるのではと思います。現金給付とありますが、他国と同じくGDPの10%程度の56兆円規模とのこと。週明けに内部手続きを詰めて実行に移すようです。
コロナ危機の経済対策の動きを見ていると世界各国がそれぞれ他人事ではいられない状況でもあり、珍しく?足並みを揃えた動きができている点は株価的のも心強いです。

■バーゼル規制延期

銀行の新自己資本規制を1年延期 バーゼル委

バーゼル規制とは銀行が国際取引をするために、自己資本が8%以上ないと取引出来ないという規制です。主に金融市場が硬直化したときに銀行の経営が悪化しないように取り決められており、徐々に規制強化されてきました。今回延期されたバーゼルⅢは第三弾という意味です。
自己資本を増やすには貸出金額を絞ることでも実現可能なため、コロナ危機での貸し渋り、貸しはがしに繋がらないようにとの措置でしょう。

しかし、バーゼルⅢ対策で各国金融機関ともバーゼル対策用の債券を発行しており、債券市場へは何らか影響がある気がします。ちょっとこの辺はわからなくてザワザワします。今日はここまで(了)。