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非デザイナーの僕がデザイン講座で学んだこと

僕が独立したのは2015年のこと。独立当初は何でも自分でやろうと、自分でWEBサイトを作るためにWEBデザインの講座を受けに行きました。今の僕なら正直、独立直後に自分でWEBサイトを作るなんて時間の無駄だからやめろと言いたいところですが……。でも、たった2日間の講座で技術以上に学んだことがあって、2020年の現在でも活かされているのでとても有意義な時間だったと思います。
デザイナーでなくてもデザインを学ぶ事には価値がある。ここではそんな事を書きたいと思います。

神は細部に宿る

神は細部に宿る。だから、たったの1pxにこそこだわれ。

僕たちが目で見て認識出来るもの以上に、感覚として伝わってくることがあります。その「なんとなく良い感じ」というのは目に見えない細部へのこだわりから生まれているのだと解釈しています。
これは視覚に限った話ではありません。僕はシェアオフィスでコーヒーの焙煎をしていますが、コーヒーの味についても気付くか気付かないかのレベルまでこだわることで「他のコーヒーとは違うね」という評価がいただけます。
人と対面するときもそうかもしれません。作った笑顔と心の底からにじみ出る笑顔では与える印象が変わってきます。

周りの人たちが気付かないところは、見ようとしていないだけで必ず感じることが出来ます。「まさかここまでやる?」と言われるくらい、こだわれる部分はとことんこだわる事を今でも徹底しています。

全てに理由をつける

デザインしたものは全て理由が説明できないといけない。

例えば、このサイズは黄金比に基づいていますとか、使っている色は印象を統一するために彩度をあわせてます、とか。この話もとても印象に残り、普段から気をつけていることです。
僕の運営しているシェアオフィスのデザインはおそらく全て説明が出来ますのでほんの一部紹介します。

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・構造材の木をむき出しにしたデザイン
触ったり傷をつけたりしても大丈夫だ、という感覚を与え、より自分たちのオフィスという感覚やDIY精神を養うために壁紙でキレイにするよりも無骨な素材感を大事にしました。

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・2階にシンボルグリーンと入り口が配置されている
人は物理的に上を向くことで気持ちが前向きで上昇志向になると言われています。オフィスに入るときは必ず目線が上向くように2階入り口にシンボルグリーンを配置し目線が上に向きやすいデザインにしました。

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・大きな白い壁
この白い壁は余白です。空間に広がりを与えるだけでなく、模造紙を張って何かを書いたり、プロジェクターを映したり、写真を展示したり、ただ人がもたれかかって立ったり。空間の目的が常に変動し、何にでもなれる場所という事を表現するために白いままにしています。実際この壁は色々なことに使われています。

デザイン思考は現場から学ぶ

少し前にデザイナーの思考をビジネスに活かす「デザイン思考」というものが流行りました。僕も色々と本を読みましたが、本で知識を入れる以上に現場で実際に何かを作って感じた事が、日々の思考に活きているように感じます。
まずはやってみること。試行錯誤を繰り返して早く失敗することが成長の近道って言いますもんね。

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