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スリランカのアーユルヴェーダホテル「Tagiru.」に16日間滞在して得たもの #1

この記事は2023年8月6日〜21日にスリランカのアーユルヴェーダホテル「Tagiru.」に滞在した体験記です。
長くなりそうなので何回かに分けて書きます。


はじめに

アーユルヴェーダとは

サンスクリット語でアーユルは「生命」、ヴェーダは「科学/知識」を意味するので、アーユルヴェーダは「生命の科学」と訳されます。
(中略)
Ayur vindati iti ayurvedah
生命を 見いだす(得る) これが アーユルヴェーダ
vindatiは「発見する、見いだす、得る、到達する」という意味です。つまりアーユルヴェーダは、人生の意味を見いだし、それを達成するためにあるということです。与えられた寿命を最大限に活かし、「幸福になること」。それこそがアーユルヴェーダの目的なのです。 

『アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ』

この本に書かれているように、アーユルヴェーダの目的は幸せに生きること。そのために健康を保つ生き方を心がけることが大切です。

アーユルヴェーダでは、宇宙にある全ての物質は「土・水・火・風・空」という五大元素(Pancha maha bhutaパンチャ マハ ブータ)によって構成されていると考えられており、人体もこの五大元素の組み合わせからできています。この五大元素をもとにした「ドーシャ」と呼ばれる3つの生命エネルギーが存在し、人それぞれドーシャのバランスが生まれつき異なっています(=その人の個性)

  • ヴァータ(vata)風+空の性質を持つ

  • ピッタ(pitta)火+水の性質を持つ

  • カパ(kapha)水+土の性質を持つ

ご自分のドーシャバランスを診断できるサイトがありますので、よろしければお試しください。ただしあくまでも簡易的なチェックなので、正確に知りたい場合はアーユルヴェーダ専門医の受診をお勧めします。

アーユルヴェーダ施術を受けに行った理由

数年前からヨガを学び始めていて、その流れでアーユルヴェーダについて知識としては知っていました。また私が通っているヨガスタジオの系列でアーユルヴェーダの施術を受けられるサロンがありますが、そこは女性専用ということで自分自身のこととしてはあまり考えていませんでした。

そんなとき、ちょうど1年前。去年の8月頃に友人がTagiru.でアーユルヴェーダの施術を受けたという話を目にしました。なんという素晴らしい体験だろうと思いましたが、まだどこか他人事のような感覚でした。

しかし、10月にも別の友人がTagiru.でアーユルヴェーダの施術を受けていました(その体験記はこちら)。友人が2人もTagiru.に行ってアーユルヴェーダを体験している。そのことが自分にとってTagiru.が特別な場所であるかのように、そしてアーユルヴェーダが非常に身近なものに感じさせてくれました。

そして、12月。8月にTagiru.に滞在していた友人がTagiru.ツアーを企画していることを知り、勢いで参加表明をしてしまいました。今思うと何かに導かれていたような気がします。

Tagiru.について

スリランカの自然とアーユルヴェーダから、
もらえるものすべてがここにあります。

持ち物は、時間以外、なにも必要ありません。
あなたは、ただそのまま身を置きにきてください。

時間の流れとともに、
体の奥の方から、こんこんと水が湧き上がるような、
力を感じるはずです。

ようこそ、
地球上でいちばん、あなたの内から力の湧く場所 Tagiruへ。

もしかすると、
人生が変わってしまうかもしれません。

tagiru.com

勢いで参加表明したものの、どんなところへ行くのか何も調べていなかったので改めてTagiru.のWebサイトを見てみました。

  • 日本人オーナー夫妻が経営しているので、言葉や習慣の違いなどに戸惑うことなく安心して過ごせそう

  • 海を眺めながら、何も考えず、何も準備せず、ただ身を委ねてのんびりできそう

  • モダンなWebサイトで古臭くなく、最新情報もちゃんと更新されている安心感

  • ひとりひとりの体質と体調にあわせて、丁寧に作られる毎日の食事が見た目も美しくとても美味しそう

  • オーナー自身の経験談から、本格的なアーユルヴェーダが持つ真の価値を薄めたり歪めたりせず、正しく届けようとする強い意志を感じた

ここに行くことで、単にリゾートでのんびりリフレッシュするだけでなく、自分自身の中の不要なものを整理し、何か新しいものを得られるような気がしました。

また、スリランカといえば偉大な建築家「ジェフリー・バワ」がいます。自然と一体感のある彼の建築にどこか似ているようなTagiru.の風景にも魅せられました。

そんなわけで、Tagiru.へ行くことを決意した2022年の暮。ここから実際にTagiru.へ行くまでの長い日々が始まりました。
次回へと続く)


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