「大人と子供の勉強の違い」#11

最近子供に
「なんで勉強するの?」

と聞かれました

皆さんなら
どのようにお答えしますか?


今回は子供から頂いたお題

「大人と子供の勉強の違い」

について掘り下げます


僕が子供のころ
周りの大人からは
このように教えられました

「いい学校に進学して
 いい企業に就職して
 安定した生活を送るため」

今の僕だからわかるのですが
日本の学校教育は

高度成長期のころに
労働者をたくさん作るための
教育方針を組んでいました


今、教壇に立っている先生も
この教育方法に沿って
育てられました


今でこそ昔ながらの
詰め込む教育から

ゆとり教育であったり
新しい教育モデルを
試したりしていますが

根本的には
昭和の教育モデルが
今もなお続いているわけです


では、子供から質問された
「なんで勉強するの?」
の答えですが

僕は正解は一つではないと
考えているので

「好きなことや知りたいことを
 増やせばいいよ」

という感じに
勉強を強制しないように
答えています 

「好きこそものの上手なれ」
という感じです


僕も一通り学校教育を受けて
今思うことは

小学校で習う算数と
国語(日本語)の
読み書きさえできれば

一般生活をする上で
困ることはないと思います


では、大人がする勉強とは
どのようなものでしょうか?

例えば、就職先で
資格を取得するために
勉強する

新しい仕事の内容を
学ぶために勉強する

会社のチームやグループを
まとめるためのスキルを
勉強する、など

何かが必要になってから
学ぶことが多いですよね


大人がする勉強には
2種類あると思います

一つは仕事に関することを
必要に迫られて学ぶパターン

もう一つは自分から
「成長したい」と思って
学ぶパターンです


この時、子供と大人の
学ぶ内容で大きく違うことは

「答えが一つかどうか」

です


子供のころに学校で学んだことは
テストや受験に向けて

問題に対して一つの正解を
正確に答えることを
求められてきました


それとは違い
大人になってから学ぶ
勉強の内容に関しては

答えが一つではない
ことが多いです


例えば何人かのチームで行う
プロジェクトを例にしても

そのチームで活発に
意見が出るようにするための
雰囲気づくり

チームの誰かに
何かをお願いするときの
言葉の使い方や選び方など

社会に出ると
答えが一つに絞れない

課題の方が
はるかに多いです


しかも同じ課題でも
プロジェクトの
チームメンバー構成

チームで取り組む内容
世の中の動きなど

求められる答えが
その時々によって
変わるのです


ここ数年を
振り返ってみても

スマホによる情報過多や
コロナによるオンライン化

変化の早さも
さることながら

変化の大きさにも
驚かされます


みなさんも容易に
想像できると思いますが

この時代の移り変わりの
早さに関しては

今後もさらに
早く大きく変わっていく
ことでしょう

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