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10年後、人々はどこに暮らしているか?

こんばんは。住まい熱が高まっているので、前回の続きのお話です。

10年後の僕らが、次の健全な暮らしをしている場所はどこか?というと、地方都市とその周辺だと考えています。

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前回お話したように、人口は30〜40年周期で地方→都会→郊外と移動しており、ひと回り時を経て現在は、都会に人口が集中している。

そんな状況だからこそ、小林一三が成したことを振り返るのはこれからの住まい方の参考になると思います。

なぜなら、人々が暮らす場所と産業の発展は、切っても切り離せないと歴史が示しているから。

郊外型の都市開発モデルをつくった小林一三は、郊外の土地は交通手段がないために「価値がない」と評価されていた前提から出発して、住まいと交通を中心とするまちづくりによって、土地に価値を与えました。

現在も彼の時代と同じように、人口が都市部に集中し、郊外の土地は価値を減らしています。

しかし、コロナウイルスによって変革が求められている今から、人々がテレワークを推進するなどの働き方を変えていく未来を選ぶなら、郊外居住者を都市に運ぶ必要性は低くなるのではないでしょうか。

これこそ、小林一三の時代との違いであると僕は考えます。

では10〜15年後は、どこに人が集うのでしょう?

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過去に学べる重要なポイントは、仕事が生まれる場所に人が流れ、仕事場と移動手段の周辺に人が暮らすということ。

便利で、快適で、安く人を移動させることができる飛行機や新幹線の沿線、自動運転で移動しやすいエリアに人が集い、街が栄え、そこでは健全な精神を培う豊かな暮らしが実現しているのではないかと想像しています。

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