滞独日記「持続可能性について広報する方法。オーガニックハーブティー ブランド・Sonnentorに学ぶ」
どうもどうも!今年もスーパーやホームセンターがクリスマスの雰囲気になってきました。
ベルリンでは歩けば当たるオーガニックスーパー。
どのスーパーでも取り扱われるほど支持を受けるオーガニックハーブティーがあります。
その名は「Sonnentor」。
企業の活動があたえる自然への影響及び姿勢を丁寧に伝えているのがSonnentorの特徴で、それらは取引先やお客さんからの共感を支えるものになっています。
どんな小さなスタートアップでも事業活動が自然環境に及ぼす影響について説明するのはドイツでは一般的な文化になっているので、今回は1つの広報事例として参考になれればと思います。
具体的なポイントを要約をしていますね。
まず、組織の姿勢を公式サイトで押しだしています。
・Sonnentorは、長く美しい人生のための最高のレシピは自然の中にあると確信しています。
・私たちは有機農業が過剰な消費と生産の結果に変わる唯一の選択肢であると信じています。
・私たちが生かされている自然と長期的な協力関係を築くためにはお互いを良く知ることと感謝することが不可欠です。そして喜びが育まれるように、私たちと自然の間でバランスが取れていなければなりません。
・私たちは人間と自然との調和の中で成長します。健全な企業の成長と持続可能な経済的な成功に焦点を当てているのです。
・そのための目標は、私たちと自然の共通の利益を増やし、オーガニックの考えを広め、私たちの価値観と仕事に対して1人でも多くの人々の共感を得て、選んでもらえるように努めることです。
こんな感じです。
また、SONNENTORの従業員、パートナーはすべて会社の「アンバサダーである」と明言していることも興味深いです。組織として個人の発信を支援する姿勢を示しているということですね。
公式サイトには、有機農業(100オーガニック)と持続可能な包装(エコパッケージ)、農家さんとの直接取引、CO2ニュートラルといったテーマを設けて、これもまた丁寧に説明しています。
たとえば、具体的に取引している農家さんのお名前や生産場所までしっかり写真付きで掲載。
農家さんといってもたくさんいるのだから大変なはず…!わざわざそんなところまで載せなくても…と思われるかもしれませんが、SONNENTORは有機農業をする農家さんを大切にしている、ということが上手くアピールされています。
自社の商品を選んでほしいときに、自然環境に対する姿勢とやっていることを具体的に示す。
事業やサービスが自然の恩恵を受けて成り立っているものであれば、今回お話した自然環境に対する組織のスタンスを示し、具体的なテーマで行動しているお話を充実させてみると良さそうです。
そして!今回は一風変わって目線になりましたが、毎日の休息の時間にハーブティーは欠かせません。
アドベントティーを見つけたら、おたがい今年の冬の楽しみにしましょう。
ちなみに!このブランドはエコパッケージについても面白いので、次回のテーマにしたいと思います。
それではー!
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