見出し画像

ドイツで家(賃貸)を借りる4つの方法

こんにちは。ベルリン内でついに引っ越し6回目(!)を迎え、酸いも甘いも噛み分け、こちらの住宅事情もだんだんシェアしたくなってきました。

日本で賃貸する場合、不動産業者に相談していくつかの物件を紹介してもらうのが一般的だと思いますが、ドイツでは家の借り方が全く異なります。

「家探しは大変だよね~がんばろう!」とベルリン内で声を掛け合うことが多く、実際にベルリンは人口増加→住宅不足→不動産価値が高まっています。

(これも体感値として、ここ15年で3倍ほど)

今回はドイツの住宅の借り方を4つのパターンごとに紹介していきながら、いかにして住まいを確保するのか?という話をしたいと思います。

画像1

1.不動産サイトで物件を探す

まずは日本でもおなじみである不動産サイトから仲介業者を介して物件を見つけていくパターンです。この方法で探すと、家具なしを含めて選べる物件数がとても多いというメリットがありますが、現地の不動産サイトから申し込むため競争が激しいです。

少なくとも20世帯以上。多いところでは100世帯以上の内見者の中から、オーナーもしくは管理業者によって候補者が絞られていきます。

経験談を交えると、ベルリン中心地での競争に我が家は負け越しました。ところがどっこい、自然ゆたかな土地を探していたのでベルリン北東の湖の近くにあるエリアで内定をいただくことができました。結果的には街の雰囲気を好きになれず入居を見送っています。

2.ネットの掲示板で探す

続いて2つ目のパターンは、入居者を募集している物件を掲示板で見つけるパターンです。具体的に言うとFacebookのグループやMIXBというサイトの掲示板で、よく入居者を募集しています。

掲示板を利用するメリットは用意する書類が少ないこと。不動産サイト経由、いわば正規の方法で物件を探す場合は、ググってみていただけるとわかるようにめっちゃ書類を用意しますからね……。掲示板は国ごとに存在するように、同じ国籍の人向けにやっているのでパスポートのみで審査をしてくれることもありました。

一方でデメリットもあります。個人での売買やりとりになるので詐欺が増えており注意が必要です。実際におなじ日本人のほうが怖いなあと思うことも何度か体験しています。(ここでは書きませんが……)僕らは掲示板経由で現在の家を決めています。

画像2

3.知人からの紹介

3つ目のパターンは知人からのご紹介です。その地域に長く滞在して人とのつながりがあることによって初めて「人が出て行くから空きが出るらしい」という話が入ってくるようになります。

ですから、移住や留学してまもなく知人経由で住居を探すのは、選択肢に入れずに引越しの準備をすることをお勧めしたいと思います。

ただし、いちど移住してからさらに引っ越す場合には周りの方々に「家を探している」と伝える事はとても大事だと思います。それくらい家探しは大仕事なので。

4.日系の不動産仲介サイトを利用する

そして4つ目のパターンが日系の不動産仲介サイトを利用するパターンです。

ここドイツ・ベルリンでも日経の不動産の仲介業者が物件を紹介してくれています。

日経の不動産仲介サイトを利用するメリットは、短期で住める家具付き物件が多いところ。そして日本語でサクッと申し込みできるところです。

一方で、仲介料の割に物件の質が低い印象(あくまでも体感値)。つまり仲介料や賃料は割増の傾向があるような印象を持っています。

🏡 🏠 🏯

4つのパターンを整理すると、それぞれ良し悪しがあるのでそのときの自分に合う方法を試してみるのがいいかと思います。

・物件への細かな要望多い場合(家具なし、中心地から離れたい等)
→ドイツの不動産仲介サイト
・掘り出し物件を見つけたい場合
→掲示板、知人からの紹介
・短期滞在で家具付きの物件を探したい場合
→日経の不動産仲介サイト

いい住まいとの出会いがありますように!

画像3



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?