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循環型の暮らしをするための手本としたい8つのこと

長野県原村にやってきた。

この村を訪ねた理由は、おじさんの家があり、八ヶ岳には親しみがあったこと、そして 「循環する家」があることを知ったから。

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循環の家は、エネルギーを自給し、大地への負荷のちいさな暮らしができる。

水・エネルギー・生物(食)が循環する小さな地球みたいで、凄いなぁと唸ってしまった。

お手本としたい循環の家スタイルが8つある。


1.国産の木材を使う。

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なぜ国産の材木をつかうのか。

それは時が経っても住み続けられるから。

無垢の樹木は温かみのある雰囲気に経年変化していく。

無添加の無垢の木なので、シックハウス症候群で悩む人にも良いそう…

それって僕じゃないか。

国産の木材を使うと大地にも還元していくことができる。

材木を使うことで森に光が入り、実のなる植物が育つ。

すると植物を住まいや餌とする虫が住みやすくなる。

森に虫が棲むと虫を食べる動物たちが住みやすい環境になる。こうして生物多様性が育まれていく。

人にやさしいことは、大地にもやさしい。

2.太陽光を電気に変える。

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太陽光を集めてエネルギー化し、お風呂やキッチンのお湯を沸かすことができる。

なおかつ、太陽光パネルで変換した電気を蓄電池にためることで、電気の自給も可能。

リビングや在宅ワーク時の電源になる。

リモートワークするぶんのエネルギーだけでも自給することを目標にしたいなぁ。

3.雨水を再利用する仕組み。

仕組みといってもシンプルで、地下にある雨水タンクで雨水を集めることができる。

貯めた雨水は畑の水やりやとれたての野菜を洗ったり、洗車したりすることに使えるそう。

4.自然とつながる設計。

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これは最高でした。

室内で過ごしてみると、光や風がはいる空間だということを感じられる。

五感がはたらく環境って、人間にとって大事。僕たちは動物に過ぎないから。

たとえば洗面所は鏡をスライドするとその向こう側は吹き抜けの空間になっていて自然光が入る。ガラス戸の先に田園風景が見える。

遠くまで見渡せるから開放的。ガラス窓を開ければ風がよく通り、心地よかったなあ。

5. 生活排水を濾過する仕組み。

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循環する家には庭に「自然浄水路」なるものがあり、生活排水を濾過して流すこともできる。

6.熱エネルギーをつくる。

里山の樹木を生かしエネルギーをつくるところもまたお手本にしたいところ。

熱ボイラーは庭の整備で出た小枝や枯れ草、竹をゴミではなくエネルギーに変えられる。

薪で暖をとるストーブも素敵でした。

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7.ゴミを土に還す。

庭にはミミズコンポストがあるので、生ゴミは畑を育てる肥やしにできる。

8.とれたて食材を調理できる。

そして畑で収穫した野菜たちをおいしく調理できるかまどやピザ窯があるのも嬉しい。

バーベキューできるところに住みたいと言っている妻がよろこぶと思う。

採れた野菜を食べるところまで楽しめる。


自然災害にいつ遭うかわからない日本に住むのなら、生きるために必要なエネルギーの自給と大地への配慮は、安心して暮らしていくために必要なことなのかもしれないね。


■循環の家 八ヶ岳

所 在 地:長野県諏訪郡原村17217-408
定 休 日:毎週水曜日、第2・第4木曜日
(年末年始、夏季休業あり)
営業時間:午前9時〜午後5時
電話番号:0266-74-1077

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