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盗難被害に遭ってもヘコむな!!

 みなさんは、盗難といえばどのようなイメージを思い浮かべますか?多くの人は、道で歩いていたら、かばんとか財布を盗られたっていうのが一般的だと思います。犯人は基本的に単独ではなく、グループで行動しているとかいろんなインターネット記事でよく目にしますよね。海外に旅行・滞在するときは、「盗難に気を付けろ」っていわれると、日本は平和だなーと思う、今日この頃です。
 大学に入ってから留学時代も含めて、たくさんの国へ行きましたが、そのような被害に遭うことはありませんでした。しかし、留学終了後にドイツを旅行した際、まさかの悲劇が起こってしまいました(泣)。
 そこで、実際に何が起こったのか?その後にどのような行動をとったのか、気持ちの辺境を解説していきます!!

深夜のゲストハウスで…

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 その日はベルリンでサッカー観戦をしてて、その流れでゲストハウスに
宿泊することにしました。その日はとても疲れていたので、割と早く布団に入りました。ただ結局YouTubeを観ていたこともあり、結局完全に寝付いたのは、夜中の2時頃だったと思います。

 翌日起きると、ある異変に気付きました。「ウソだろ、ベッドの横にあったリュックがない!」実際その中には、パスポートやクレジットカード、
財布に衣類も入っていました!!
同じ部屋に泊まっていたイギリス人の男性も、財布や大切にしていた時計が盗まれていました。夜中泥棒が自分たちの部屋に侵入して来たってことです。本気で焦ったし、まさかパスポートを盗られるとは全く思ってもいませんでした。
 確かに昨夜部屋の鍵をかけていなかったのですが、そもそも部屋に来るまでに2つのセキュリティチェックがあることや、そもそも鍵がないゲストハウスに以前泊まったことがあったので、その日も特に閉めていませんでした。またドイツってけっこうセキュリティしっかりしてるイメージあるじゃないですか。ただ今思うと、まさに油断大敵とはまさにこのことですね。
 2人で、これはやばいということで、ゲストハウス中を探して一部屋ずつ確認しましたが、見つかりませんでした。その後受付の人にお願いして、
防犯カメラをチェックしてもらいました。なかなか見つからず、焦りからイライラが募ってきました。そして約30分後、ついに見つかりました。2人組の男が、深夜4時ごろに部屋へ侵入したのを、しっかりと確認しました。そして彼らはゲストではなく、外部の人間だったんですね。ということは、
ゲストハウス内にグルがいるっていう可能性があるんですよ。マジでぞっとしたし、彼らに失望しました。

プラス思考!!

プラス思考

 最初はイライラと焦りで頭がいっぱいだったんですけど、よくよく冷静になって考えると、あることに気づいたんですよ。

「あれ、これってめちゃめちゃすごい失敗じゃね?」

 確かに周りでパスポート盗られた人なんて聞いたことないし、まず寝ている間に、犯人が目の前にいたなんてことあります!?そう考えた瞬間、急に心が軽くなりました!恐らくこのレベルの失敗をすることなんて、そう簡単には起こらないだろうと。失敗は成功の基なんだから、これを教訓に同じような失敗を繰り返さないようにしようと心に誓いました!そして、今からするべきことを一つずつこなしていくことにしました。

 また実際、たまたま次の日に着る用の服はリュックからから出していたこと、パソコンとスマホは充電していたので、相手がとれる位置にはなかったこと、もちろんコードもです。そして何より、ユーロ紙幣やよく使うクレジットカードは、たまたまその日だけリュックから出して枕の下にしまってあったので、気づかれずに済みました。まさに不幸中の幸いでした!!
 私がとられた財布は、日本に戻ってから使うものだったので、わずかな日本円とどうでもいいポイントカード、そしてクレジットカード2枚が入っていました。クレジットカードは万が一のために、盗まれた財布とベッドに
隠したほうにそれぞれ2枚ずつ分けて入れた
んですよね。まさに今回のような事件が起きても、お金を払う手段がなくならないようにするためです。

パスポートをとられた場合の手続き

 ここではまじめな感じで話します。実際にパスポートを盗難された場合、どのような手段を踏めばよいか、解説します。

1.身内に知らせる

 基本中の基本で、まずは身内の人に連絡しましょう。仮にそれが家族旅行だったら話は変わるかもしれませんが、そうでなければ必要不可欠です。
 怒られるんだろうなーって思いながら電話したら、どうやらちょっと前に父親が電車で財布盗られて同情心が芽生えてたらしく、むしろ慰めてくれました(笑)。日本でこうした被害に遭うのも、ある意味レア体験ですよね(笑)。

2.警察署へ行き、紛失証明書を作成してもらう

 あとで3番のときに詳しく紹介しますが、警察署で被害届を作成したうえでもらわないと、帰国するための申請ができません!必ず行って、必ず発行してもらってください。言葉が通じない場合は、google translateを使うなり、英語が出来る人にお願いしてもらうといいです。

3.大使館または領事館に連絡する

 それが終わったら、現地の日本大使館あるいは領事館へ連絡して、事情を話してください。必要な書類の説明を受けると思います。
 ドイツにはベルリン・ミュンヘン・フランクフルト・デュッセルドルフの4都市にあるので、日本人にはとてもやさしい国ですね(笑)。私の場合、盗まれたのはベルリンでしたが、次の日からフランクフルトに行く予定を
立てていたので、フランクフルトの領事館で申請しました。またパスポートを現地で再発行することも可能ですが、私の場合は日本へ帰国する直前だったこと、パスポートの再発行には時間を要することから、2日~4日で発行
可能な帰国渡航書を発行してもらいました。

帰国渡航書で必要な書類↓↓

手続きに必要なもの
・戸籍謄本(抄本)(6か月以内に発行されたもの)または住民票1通
・パスポート用写真(縦4.5cm X 横3.5cm)2枚(機械で撮れるものでOK)
・現地警察署が発行した、紛失証明書
・航空券
・現金20ユーロ(ドイツは19ユーロでした)(カード決済不可)

 またクレジットカードを紛失された場合は、直ちにカード会社に連絡することを忘れないでください!

生きてることに感謝!!

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 実はこれが一番言いたいことなんですけど、これってどう意味か
わかりますか?わかると怖いかもしれません。

 夜中の4時頃に、寝ている私たちの部屋に入ってモノを盗んでいきました
よね。でもよくよく考えたら、寝てたからモノを盗られただけですんだっていう捉え方もできますよね。
 もしこのとき起きていたら、あるいは音に反応して目を覚ましていたら、それだけではすまない、最悪の場合、私は今この世にいなかったかもしれません。親に電話したとき、母親からこう言われて、背筋が凍りました。
 ただそれと同時に、自分がここにいれたことが幸せに思えました。パスポートやクレジットカードは作り直しがきく、洋服だって買いなおせばいい。でも、命って一回限りで終わってしまいますよね。生きていることがかけがえのないものだと、改めて身に沁みました。

 だからこそ、こんなに貴重な経験をできたことはすごく価値のあることだし、一生忘れない思い出になるでしょう。これからも、たくさん失敗して、いろんな経験をします!!(パスポートは誰にも渡しません!笑)

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