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こだまにしようか

 今日は金銭感覚の話である。こいつが実は人間関係においてとても厄介だ。どれだけ波長が合う男女でも、金銭感覚が合わなければそれまで積み重ねてきた全てがパーになる。これまでお金で関係が崩れていく人を何度も見てきたし、実際に自分も辛酸を舐めた。

例えば僕は、新幹線に乗っている時間が好きだ。軽食とかドリンクがあればなお良し。週刊ベースボールなどがあればもっと良いだろう。あの揺られている時間は鉄オタの気持ちも何となく理解できる。旅の醍醐味はその道中にあるのかもしれないなと思う。

だから別に時間とか気にしない。そう、こだまでもいいのだ。のぞみやひかりでなくこだまでいいのです。というか僕はスマホさえあれば何時間でも潰せる人間だった。だから人に待たされてイラッとすることはほとんどない。

みんな知ってるか? こだまって東海ツアーズが販売している「ぷらっとこだま」を使えば4,000円くらい安く乗れるんだぜ。通常14,140円のところが10,300円で乗れるんだ。

東京-大阪間におけるのぞみの所要時間は2時間30分に対し、こだまは4時間かかる。1時間30分の差。確かに大きい。でも4,000円違うとなれば僕は迷わずにこだまを選んでしまう。何なら深夜バスでも全く問題ない。

友達と一緒に旅行に行く時、たびたびこの「のぞみひかりこだま問題」に直面する。
「別に急いでないし、寝るだけならこだまでええやん。浮いた4,000円でええもん食べようや」というのが僕の言い分だ。その提案に飲んでくれる人もいれば異議を唱える人間もいる。
反対派はこう言う。「ケチケチすんなや」と。いや、そうじゃないやん。

確かにケチだと言われても仕方ないが「ケチ」の一言で済まされると全てが終わってしまう。なぜなら「金銭感覚」がそれぞれ違うからだ。はい、やっと出た、金銭感覚。僕からしてみれば「のぞみの4,000円を惜しむのがケチならば、家賃10万の家にも住めるのに7万の家に住んでる人間もケチだ」という理論になる。

僕ら庶民が持っているお金にはもちろん限度があるから、僕らは無意識のうちにどこかでお金に対して妥協している。その妥協点はバラバラだ。
・アイドルにお金を注ぎ込みたいから、実家にずっと暮らしてる。
この場合は住居に妥協している。そして、アイドルに使うお金だってどこかで妥協しているはずなのだ。
・本当は握手券付きのCD100枚買いたいけど50枚にしとこ。
とか、あるはずなのだ。上を見ればキリがない。例えば1時間半の時間差が2時間なら流石の僕も考えたかもしれない。ただ1時間半はちょうど気分良く妥協できるポイントなのだ。

確かにケチかもしれない。でも僕はこだまで妥協できる。それだけの話なのだ。ただ断っておくが同伴者に「どうしてもこだまが嫌だ」と言われたら、その時は一緒に清水の舞台へ飛び込む覚悟だ。その辺の協調性は28年間で身につけた。

まだ日本に住んでいた頃、3年くらい前は「ペイペイ」もよく利用していた。PayPayって還元率がすごいんだ。キャンペーン中だと50%キャッシュバックとかしてたからよく使ってた。僕はこういう「得した!」っていう感情が大好きなのだ。これをケチかどうかと判断するのはあなたの勝手だが、じゃああなたはどれだけお金持ちなんですか?という話である。スマホでバーコード画面を開く時間がもったいないほどあなたは爆速で稼いでるんですねーすごいですねーってな話である。

でも僕の経験上、そういうお得な情報に疎い人ほど常に「お金がない」と嘆いている。ただそういう人の人生は案外楽しそうだったりするので、一概に正しいとか正しくないとかの判断はできない。

あと「後で返すねー」と言っておきながら返さないやつにも怒りがおさまらない。この場合、額は全く関係ない。たとえ100円でもだ。これは金銭感覚とはまた別の話かもしれないが、返してくれるまで僕はその人のことを貸しているお金にしか見えなくなる。例えばAさんに1,000円貸していたとしたら、返ってくるまでAさんのことが野口英世にしか見えなくなる。

かく言う僕もオンライン英会話の支払いを忘れており、たった今催促のメールがきた。ダメな人間だ。

【1月23日の日記】

I ate Ramen and Sushi for my today's lunch to treat myself as I did hard work yesterday. I felt like a king when I ate. I started writing from this afternoon but the part of the date was disappeared. It might be not saved well. I wrote the same script again to recollect it. That was not writing but just work. It's not fun. Moreover, I'm stuck with a gap in the story. I don't wanna be beaten by someone anyway.

昨日頑張ったご褒美として昼飯はラーメンと寿司を食べた。気分は王様だ。昼から脚本を書こうとしたが、データが一部消えていた。うまく保存できてなかったようだ。記憶を掘り返しもう一度同じ内容を書いた。執筆ではなくただの作業だ。楽しくない。物語もうまく転がらない。でも他のやつには絶対に負けたくないんや。


サポートしていただいたお金を使って何かしら体験し、ここに書きたいと思います。