2016/07/29

曲を作るので作ることには敏感になった。その中で「再利用」ってわりと好き。

新しい何かが生まれる時って全てのパーツが新しいわけじゃない。ギターが最初発明された時、
木を使おうと思ったわけだし、カバンの誕生には皮が関わっている。

そのまま使うと芸が無い。工夫がいるとこがわりと好き。

新しいものが生まれたり、何か凄い発明が起きるときでも、 それらを構成する全てのパーツが新しいわけじゃないよ、という話。

ヴァイオリンの弓の一部にはクジラのヒゲが使われてると僕に教えてくれたのは『ドラえもん』だった。 衝撃だった。

最初に「再利用」にハッとさせられたのはあのドラがきっかけだったんじゃないかなぁ。 そんなことを思った。

野球の硬式球も牛革が使われていたり、バットはアオダモの木などで出来ている。

ホント世の中の全てのものは元々あったものを再利用して、新しく生まれてきたと言ってもいい。


これが人間にも言えたりして。

ゴールデンボンバーの鬼龍院さんは元々、芸人を目指していたけどミュージシャンになった。

東京03の角田さんは逆のケースだ。

そして僕の敬愛する小林賢太郎さんはもはや、あらゆる職業の枠を完全に超越してしまっている。

GLAYのTERUさんはドラムだったし、浜崎あゆみさんは歌手じゃなく、女優デビューだった。

ジャイアント馬場さんは巨人軍の投手だったし、島袋光年先生と大場つぐみ先生は ギャグ漫画家からストーリー漫画家に飛躍した。

もっと身近にしてみよう。
マクドナルドの肉を焼くバイトだった僕はQOOLANDを作ったし、 一緒にやっているバンドメンバーも元々バンド違うバンドをやっていた。

みんな新天地で今までの自分を「再利用」したと言える。

「再利用」って言葉がイメージわるく感じるかもしれないんだけど、それでも僕はけっこう好きだ。

心地良かったりまでする。なんでかなーと考えてみた。

たぶん「もともと別の意味合いを持っていた何かが、別の世界で活躍する」ということに心震えるのだ。

しかもそれは今までの世界での経験値が無かったら、きっと不可能だっただろうから。

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