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最大最強のライフハック

長く生きるほど様々なライフハックが増えてくる。いわゆる「生きるコツ」だ。人生ラクになる秘術をみんなそれぞれ持っている。

・深夜に食べない
・高いところから掃除する
・服は値段ほどの効果の差はない
・早く寝ると早く起きれる

などなど。

これらは初歩的な生きるテクニックだが最初から知っていたわけではない。

深夜に暴飲暴食をして実際に体調が悪くなったり、低いところから掃除をし、実際にその非効率性を肌で知って身についた。
僕は数年前にやたら高い服ばかり買っていたことがあるが、コスパの悪さに気づいてガッツリ安くなった。

上記のようなものは一般的だけど、僕もあなたもオリジナルライフハックがあるんじゃないだろうか。完全独自じゃなくても「これ気をつけてから超生きやすくなった」という裏ワザだ。

最近の僕だとビールや日本酒、ワインと言った醸造酒ではなく、焼酎の甲類をボトルで入れて永久に飲み続けるというものが増えた。これだけで二日酔いのデンジャーレベルが激減したのだ。

蒸留酒、中でも甲類の焼酎は純粋極まりないピュアなアルコールなので分解がラクらしく、他にもアルコール度数自体が低いなどいろんな理由があるのだろうけど、とにかく結果が出ている。酔いの効きもマイルドになるので、アル中にもおすすめの飲み方である。僕のバンドjuJoeで飲むときはこの飲み方にほぼ統一された。

この前、従業員に伝えたライフハックの一つに「人間関係のシェルビング」というものがある。

「文句ばかり言っている人とかグチまみれな人間から距離を置くと生活全部好転する」というシンプルなものだ。
相手と討論する必要もないし、改善させる必要もないし、絶交する必要もない。

週一で会っているなら月一、年一に減らしたり、仕事中に話さないといけないなら話題を業務上のことに絞ったりするだけでいい。失くさなくても減らすだけですごく効果がある。物理距離・心理距離の両面で減らしていくのだ。「距離」を調節するだけでその「まわり」のメンバーは入れ替わっていく。

ヒトはやはりまわりの評価、評判が気になる生き物だ。嫌われたくないしコミュニケーションは円滑に進めたい。「人間関係シェルビング」はこの自分の心理を利用したライフハックだ。

たとえば身の回り、この一週間でよく時間を過ごした身近な5人が全員喫煙者だったとする。もちろん自分も喫煙者だ。ふと自分が「タバコやめよっかな」と思い「俺、やめるわタバコ」と宣言したら仲間たちからは歓迎されないだろう。

反対に仲良し全員が非喫煙者だったとする。もちろん自分も。「俺タバコ吸い始めるわ」と言い、吸い出したら眉をしかめられるに決まっている。

他にも仲良し全員がヘルシーな体型をしていて、自分が太り出したら「最近太ったんじゃない?」と言われるだろうし、仲良し全員が太っていて「ダイエット始めたから食事制限してる」と言ったら笑われるだろう。

こういうことはけっこう多い。

経済状況なんかも顕著に表れる。まわりを金持ちで固めて金欠になると「一緒に行く店に行けないだろうが!」と非難されるし、周りが貧乏でお金を持ち出すと「この成金野郎が!」と言われてしまうのだ。

僕の実体験としても朱に交われば赤くなりまくってきたし、類は友を呼びまくりだった。

「よく時間を過ごすひと」をなりたいメンバーで固めると本当に彼らと似てくる。考え方、見た目、価値観が似通ってくる。そのほうが集落で暮らしやすくなったというホモ・サピエンス生誕20万年の本能的なものだろう。

ただ、僕のライフハックは「人間ブースト」ではなくシェルビングなので、カットする方向ぐらいのものだ。
だってすごい人物やエリート、偉人とかと出会おうとしてもできないし、先方に相手してもらえるとも限らない。

そんなことより「文句垂れとあんまし会わない」ぐらいでいいのだ。
一緒にいると自分も文句垂れになってくる。
文句に対して「文句ばっか言っててもしょうがないじゃん」などと言ってもケンカになるからだ。それならば文句を言うほうがマシになる。なってしまう。やはり赤くなるのだ。

このライフハックは便利だし効果バツグンである。というより知らないと怖い。

だって犯罪者5人とつるんでいたら自分も犯罪に手を染めることになるし、テロが5人いたら自分もテロリストになるのだ。

何かしらのインタビューで「まわりのおかげです!」というのはけっこうホントだし、「まわりのせいでこうなったんだ!」という言い訳もマジなのだ。

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