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不機嫌ハラスメントは老人になっても治らない

面接をしていたのだけど、珍しくお断りした。

「16歳のとき、ココスの面接を落ちた僕が誰かを面接している。さらに落とすなんて……」と我ながら思う。ただ、もちろん調子こいているわけでもないし、基本的に来るもの拒まずのスタンスではある。

しかしそれでも、たまーにひとをり好みしている。気分の良くなる話ではないけれど、みんな少なからず付き合う人種を振り分けスクリーニングしている。

僕自身の中で「どんなひとを遠ざけているのか」と考えてみたのだが、メンタルの良し悪しを他者に持ち込むなら外している……気がする。

そりゃ人間なので誰だって落ち込む。
体調が優れない日だってある。
「フラれた翌日に明るく振る舞う!」というのは難易度が高い。

だけどそこでベローンと不機嫌をモロ出しにするのか、エチケットスピリッツを奮い立たせるかは別れる。

これまで数百本のライブをしてきたし、リハーサルを含めたら尋常じゃない数の歌唱をしてきた。

いろんな日があったけれど、その中で『ご機嫌ナナメなのに歌った日』が半分近くあった気がする。

いつだってココロオドルなんてありえない。そんなやつは人間じゃない。ポイントは「じゃあ機嫌が悪いから不機嫌モロ出しで歌うのか?」という問いだ。

あなたの職場にも一人二人ぐらいいるかもしれない。メンタルの浮き沈みを職場に持ち込んでくる機嫌のツマミがブッ壊れしモンスターが。

そういうひとがいることも知っている。でも僕自身は関わりたくない。
「わしゃ今日は機嫌が悪いんじゃ!気を使わんかい!」という成分を全身&ツラ構えから発散し、バリア化する生き方に触れるのはもうしんどいのだ。

これをやると「耳に痛い言葉や注意を言われにくくなる」というメリットがある。「不機嫌そうで、めんどくさそうなやつ」だからだ。
回避行動としては機能するのだが、まわりからするとウザイことこの上ない。
さらに、これは年を重ねても治らない。この壊れたツマミは50代になってもそのままだ。

不機嫌ハラスメントというのは部屋のすみっこに落ちているゴミみたいなものだ。一つ二つは些細な汚れだけど、知らず知らずのうちに溜まっていく。汚さないといけないようになったら死を選びたい。

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