82.正義の大人ども
A.恋人とのやりとりの話をよくご相談いただきます。愛し合っている関係にも関わらず、正義のやりとりになってしまっているケースがよく見受けられます。
どちらが正解か、何が正解か、何が間違いなのか。という問いの中で迷い続けてしまうのです。
正義を打ち立てたとき、人間は想像力を失いがちです。「相手が不当ならば、自分は正当である」と信じ、相手を攻撃を開始するようになります。その糾弾の殺傷力は次第に増していき、やがて正義マンは怪物へと化けてしまいます。
子どもの頃、蛆のようにわく「正義の大人たち」の巣食う学校が大嫌いでした。
中学の一年、二年はとても通えませんでした。あの空間にいると、果てのない恐怖に飲まれ、戦慄が絶頂を通り越してしまいそうだったのです。
大人になった今、たまに「正しさ」を振り回しそうになるときがあります。必然的に相手が不当だという話になります。
店員がムカつく、職質の警官がムカつく、なんか街にいるひとが誰彼構わずムカつく。
危険な心理状態の日が少なからずあります。
昔、憎んだ蛆のような人々と同類項になった自分を一瞬殺したくなります。
諦めと希望を持って交際が良いものになることをお祈りしています。ご自愛下さい。
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