フィリピン二日目

夜よりも朝起きたとき、「嗚呼、外国にいるのだな」と思いがちである。脳が一度リセットされるからだろうか。

朝から廊下を走ってたらセキュリティに怒られた。ちなみにショットガンを持っている男に「Don't stop!」と恫喝されるとけっこう引く。射殺されるかと思った。とにかく走るのは駄目らしい。

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タクシーを呼ぶ。民家が立ち並ぶ通りを爆走してもらう。住宅はだいぶキツイ。でもずっと見てたらかっこよく見えてくるから不思議。

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コントラストが新宿の千倍ぐらいある。低いところは低く高いところは高い。

次のホテルを目指すのだが、混みすぎてて全然着かない。

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ビュンビュン車が通っている大通りに物売りがいる。轢き殺されないのだろうかと心配になる。とりあえず売れている場面は皆無だった。営業は弱い。

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電線がすごい無秩序。インフラを力づくで作り出そうとする気概を感じる。良くなっているそうだ。

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ヤバそうな建物が建造されている。電信柱が超汚い。

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フィリピンは国民の20%程度しか、銀行口座を保有していない。

そのせいでクレジット決済は浸透しておらず、スマホの支払いも九割プリペイドである。しかし銀行を襲うやつにはショットガンが火を吹く。木っ端微塵にする気満々。

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サイドカー的な乗り物がやたら走っている。タクシーぽい。他者を乗せる規則がかなり大味。

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夜はフィリピンの猛者の方の家で大量食事。ファミリーをとにかく大事にするスピリッツに感動した。

苦しいぐらい食ったのでもう寝る。

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