勇気を持つ必殺技

人生課題だらけだ。100%クリアが約束されている面がほぼ無い。もちろん全クリすることがやる前から分かっていたら面白くないので、「やってみなきゃ分からん」というそれこそが生きる醍醐味なのだが、それはそれとして、課題は少なからずストレスだ。

迫り来る課題にどう取り組むか、どうすればやっていけるかだけでも学校が教えてくれれば良いのだが、文科省のプログラムもそこまで充実してはいない。そうなると外国の知恵を借りるしかない。

ドイツに「勇気を持てるのは自分に価値を感じているときだけ」という考え方がある。

『嫌われる勇気』で一躍有名になったらアドラー心理学の生みの親、アルフレッド・アドラーというオーストリア人の提唱したものだ。

冒頭で述べた通り、人間が生きていくと色々ある。本当に色々ある。人生のさまざまな課題の中で持ち出されるのは「逃げの理由」だ。

・地頭が悪いから勉強しない
・練習あんましてないからライブしない
・別にそんな金欲しくないから月15万でいい
・女とか好きじゃないから別にモテなくていい

僕自身、ありとあらゆる言い訳を駆使して課題と正面衝突するのを避けてきた。これらの理由はどれも「そういうことなら仕方ないよね!やむを得ないわ!」と自分と他者を欺く「人生をかけた壮大なウソ」だ。

これらの課題を打ち破る武器は一つしかない。勇気だ。根性論だけど、これに再現を持たせたのがアドラー心理学なのだとも思う。

実際、「壁にぶつかったね」というタイミングで「私は自分に価値があると思えるときだけ勇気が持てる」という考え方があると無いとではだいぶ違う。人生のクオリティが大幅に変わる。

人間はある程度のことはまぁそれなりに成し遂げられる。

全員が総理大臣になれるわけでも大リーガーになれるわけでもないが、取り組んでいればそれなりに近い位置やその能力を活かしたところに収まるものだ。

目標は大切だけど、未達でもそれまでに得た経験値は無駄にならない。目標というものは叶えるというより、目指すために使うというのが適切に思う。そうなると、道が逸れたとしても別の課題へと運用できる。

東京から大阪を目指すとき、名古屋で降りてもいいし、少し曲がって四国に行ってもいいし、飛び越えて広島に行ったっていいのだ。大切なのは大阪を目指すことだ。

一番損でつまらないのは課題を避けまくり、目標を目指さないことだ。大阪どころか家から一歩も出ないのが最悪だ。

そして逃げの理由は課題そのものが困難であるというより、自分自身に価値があると思えないことだったりする。反対に自らに価値があると思えれば、課題に立ち向かうことかできる。

ヤバイのは、本人自身が課題を解決したいと思えていないことだ。何もかも諦めるとすべてがつまらなくなる。その一番最初の毒は「自分にはそこまで価値がない」と思ってしまうことなのだろう。

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