辛いときの逃げ先!
たまに、本当ににたまにだけど全てを忘れられたかのような明るい時間がある。
今日もあった。
でもその底にはいつもちゃんと影がある。暗いとか辛いとか苦しいとか、ネガティブなものでもない。
だけど、間違いなく「影」なのだ。
物事は表裏一体で成り立っていてばかりだし、僕たちは油断するといつも影ばかり見てしまう。
光と影、とか言うと詩的だが美しくもない。
ほんの一瞬、眩しいぐらい輝く瞬間と、死ぬまで続く永い言いわけ。これを抱き合わせて歩むのが人生だ。
「死んじゃいたい」というのは、その抱き合わせを放棄することだ。
「逃げです!」という意味の分からないDMがたまに来る。「非常口にね」と返す。我ながらクールだ。
全部を引き連れて歩いていくのが人生だ。もう痛いほど分かっている。言い分けして、裏切って、しっかり傷付けて、自分もボロクソになって夜を越えていく。
それでも逃げたいときは逃げるのだ。
あくまで「脱出」だ。非常口から安全な場所に避難するのだ。
「死ぬ」のは逃げではなく、燃えさかる煙に焼かれていく行為だ。
辛けりゃ逃げよう、ただし非常口に。
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