雑魚らない！

誰かとの約束よりも、自分との約束が守れないことが多い。誰かとの約束はその相手に迷惑をかけるけど、自分との約束は、誰にも迷惑がかからないからか。

たとえば「毎日トレーニングする！」と決めるのは自分との約束だ。
ダイエットなども自分との約束になる。東大合格、給料アップ、甲子園出場、箱根駅伝、オリンピックのメダルも自分との約束になるだろう。

「目標」というやつは「自分との約束」に近いのかもしれない。

目標をまわりに宣言することで、成功率を高める人もいる。
僕も「QOOLANDを武道館へ」と口にした。いつからか言うようになった。

嘘になってしまった言葉だが、あれをまわりに言うのは悪くはなかった。嘘ついたからと言って減るもんでもない。減るのは信用ぐらいだ。信用は大事だが信用より大事なこともある。その大事なことが信用を失くしてでも欲しければアリだ。

僕たちの脳は、ふだん本来の力の三〜十%しか使っていないのは有名な話だ。
じつは、脳は信じられないほどの容量を記憶できるらしい。容量はパソコン十億台分とか言われている。

つまり見たもの聞いたものはすべて忘れないで覚えているらしいのだ。海馬のどっかには保存しているそうだ。でも、パソコンと違うのは、それをポンポンと引き出して使えないことだ。

そんな脳だが、目標を言ったり書いたりすることで、その膨大な情報量から、必要な情報を見つけやすく、引き出しやすくなる。

右脳が目標に対して、必要な情報だけをサーチし、精査するのだろう。
目標に対して必要無い情報は、なかなか引き出せない倉庫みたいなところに保存されている。いらない情報なんて引き出せなくていいのだから、まったくもって合理的だ。