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身寄りのない高齢者、自宅アパートで猫に看取られる
病院から猫が待つ自宅へ
誤嚥性肺炎で入院していた80代の男性が退院して、自宅アパートに戻ることになった。
私は、この方のお金の管理を行っている。
この方に身寄りはなく、妻を亡くしてからはずっと猫と暮らしている。
入院していた約1か月間は、包括支援センターの職員が猫に餌をやりに来ていたようだ。
退院した日に、主治医、看護師、包括支援センターの職員が自宅に集まり、今後の支援方針について話し合った。
介護職におけるアドボカシー(代弁)とは
介護職には、ご利用者のニーズを代弁をすることが求められている。このことは、介護福祉士倫理要領でも「重要な役割」としている。
では、実際の介護の現場では、介護職は、ご利用者の代弁者としての役割を果たしているのだろうか。
介護職の中には、ご利用者が置かれている状況を踏まえ、ご利用者の代弁者として行動している人もいるだろう。
しかし、ご利用者の代弁者となるという役割があることを理解していない介護職も多い