見出し画像

2022.3.16 23:36

ゴゴゴゴゴゴゴとい地鳴りとともに揺れ始めた。
揺れが落ちついたが嫌な予感がした。
妻は娘の部屋にいき、僕は長男の様子をみに行こうとした瞬間大きく揺れ始めた。
その直後緊急地震速報が至る所で鳴り響く。
子供たちは恐怖で泣き叫ぶ、本棚は倒れる。
モノいうモノが振り落とされて、あたりに散らばる。
揺れは止まらない。
建てて3年目のマイホームだが今回はさすがに無理かもしれないと最悪が頭をよぎる。
どうせダメなら長男をなんとか母親の元に・・・そんなこと考えていると停電した。
暗黒の闇の中で揺れは続く。
そして電気が付いた、揺れもおさまった。
時間にしたら1分半くらいだったと思うがかなり長く感じた。

死を覚悟する瞬間

大袈裟かもしれないけど死を意識した瞬間に考えることは自分のことなんて考えない。
妻や子供をこの窮地からどう救えるか・・・たとえ自分を犠牲にしても・・・
今も続くウクライナとロシアの戦争。
子供たちが傷つく映像が毎日流れる。
こないだまで戦争なんて知らない子供。生まれるはずに命が消える。
世界大戦に発展すれば日本も無事じゃ済まない。
画面の世界が窓の外に現実になる。
東日本大震災の時もそうだ。
何もなくなる津波なんて日本沈没のフィクションだと思っていたよ。
昨日までそこにあったものがすべて流される。
命までも一緒に・・・
未だに見つからない人もいる。
探し続け、見つけた時に命を捨ててしまった人もいる。
僕らはダラダラ生きていれるほどチートな世界にはいない。
でも気づいていない。
みんなそんなこと言ったって。って思っている。
でも今日死ぬことも明日死ぬことも、別に特別なことじゃない。

本を出版するために是非サポートよろしくお願いします‼️