Takumu Uchimura

2002年生まれ MISUMISOディレクター兼デザイナー 5年以内にパリコレを目指し…

Takumu Uchimura

2002年生まれ MISUMISOディレクター兼デザイナー 5年以内にパリコレを目指して靴作っています。 シューズのデザイン、ブランド運営をしていく上での日記的な発信です。

最近の記事

中二病とファッション

今日は「人と違いたい」という感情について深掘りしてみようと思う。特に、デザイナーとして生きるためには中二病の心を忘れないことが重要だというテーマで話す。ファッションにおいて、この感情は非常に根本的なものであり、それが成功につながる過程でもある。 人と違いたいという価値 ファッションに興味を持ち始めると、最初は他人の真似をすることから始まる。おしゃれな人のスタイルを模倣し、大衆受けするスタイルを試す。しかし、次第に個性を追求する段階に入る。これは、人間の本能に根ざした行動だ

    • なぜパリコレブランドでもオリジナルシューズを生産しないのか

      昨日からメンズ2025SSのミラノコレクションが始まった。 今日は、小規模での靴生産がなぜ難しいかについて話す。靴のブランドを立ち上げたりそれほど売上規模の大きくないブランドが靴を生産するのは本当にデザイン的にも経営的にもハードルが高い。主に2つのポイントに分けて話す。 デザイン的な問題 まず、技術的な部分。靴作りの情報って、ネットや本にあまり落ちてない。特にスニーカーの作り方なんてほぼ皆無。革靴の作り方は多少あるけど、スニーカーとは違う。例えば、靴作りには木型が必要で

      • 私がパリコレを目指す理由

        今日は、私がパリコレを目指す理由について話そうと思う。デザイナーとしての視点と経営者としての視点を分けて語る。 デザイナーとしての視点 私はパリコレに出たい。これはデザイナーとしての夢でもあり、目標でもある。パリコレに出ることで、一流のデザイナーとしての権威を手に入れたいし、それが私のデザインの幅、自由度を広げると思う。 実際のところ、パリコレに出ると売上が上がる。そうなると、今まで市場に合わせて作っていたデザインではなく、本当に自分が作りたいプロダクトアウトなものづく

        • 物販ビジネスにおける発注の難しさと恐怖。

          アパレルブランドの運営において、発注というのは難しいし恐ろしい。過剰に発注すれば赤字になるし、実際の必要数よりも不足していれば機会損失となる。特に、私のような設立して間もないブランドで手元の資金が乏しい状態では、一回のミスも許されない。 今日、その厳しさをまざまざと感じた。大きな発注をする必要があり、それに伴う恐怖は半端なものではない。物販で起業するということは、常にリスクを伴う。キャッシュフローの問題が特に大きい。手元のキャッシュがどんどん減っていくのを見ると、本当にこの

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          内村拓夢について

          私、内村拓夢は現在(2024年6月時点)21歳で、早稲田大学先進理工学部物理学科に在籍しています。物理を学びながら、シューズデザインとブランド運営しています。 ファッションやテクノロジーが好きで、独学でシューズデザインを学びながら、自分のブランドMISUMISOを立ち上げました。正直に言うと、まだまだ未熟なアーティストで、自分の世界観も確立できていません。でも、それが私の強みでもあると思っています。これからの経営者、アーティストとしての成長過程を記録し、共有することで、同じ

          内村拓夢について