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2017シーズン所属クラブ Nay Pyi Taw FC #659

皆さん、Boa tarde!

本日は、2017年所属したクラブについて書きたいと思います。

この年に所属したクラブはミャンマーのNay Pyi Taw FC(ネピドーFC)。

背番号11番。数日の練習参加で、監督から話をもらい、契約したクラブです。(契約まで色々ありました)

チームの母体は、HOTEL ACEというホテルの経営をしている方がボスのチームでした。

住居はミャンマーの首都ネピドーという場所で、外国人選手はホテル暮らしの生活。

えーっっとですね、首都と言いましたが…本当に何もありませんw

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こんな大きな道がずーーーっと続きます↑

周りを見渡しても、なーーーにもありません。離れたところにスーパーが1つ。あとはホテル街と言わんばかりにホテルたち。

お牛さんがこの道路でよく歩いていましたw

そんな感じで住まいの紹介でしたが、実はこのクラブ…僕が所属している時に解散しました(消滅)。いや解散させられました…もう一度言います。所属時に!です。


契約したのが2017年の1月。契約期間が10月まで(10ヶ月)。

さて。ここから何が起きたのか…

1月の給与が2月に支払われ、2月の給与が4月に支払われ、3月の給与が6月に支払われ…(時期は曖昧)。

そうなんです。給与の遅延が酷いクラブでした。結局7ヶ月の未払い。

先ほども言いましたが、住んでいるところは何も無く、ずっとホテルの庭でトレーニングして、料理をしていたので、給与の遅延があっても、またネピドーに住んでいる日本人の方々の支えもあり、生活は出来ていました。

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給与がなかなか支払われない中、リーグ戦は中断期間になり1ヶ月弱かな?オフがあったので日本に帰国。

そしてオフ期間を終えてミャンマーに戻ってきて、練習が始まるのかな?と思うと、チームメイトの練習ボイコットや、試合放棄すると言い出し、それでもボスは給与を払わずに、サッカー協会からチームを消される処分に…

その時点で、外国人選手達は皆んな母国に帰国していて、残っているのは日本人の僕だけ。後はミャンマー人達。

そこから1ヶ月くらいミャンマーサッカー協会を、ミャンマー人選手とスタッフと共に行き来しました。

サッカー協会が首都ネピドーではなく、主要都市ヤンゴンに。

その期間、給与も支払われることも無く生活に困る僕は、日本人の色んな方にお世話になり、居候させていただきました。


ヤンゴンにあるサッカー協会に給与未払いを訴えかけ、救済を求めていました。そのはずです。選手たちには生活がかかっています。

その話し合いに外国人選手は僕だけ。なかなか100%状況が理解できておらず、正直困りました。

チームはビザの手配すらしてくれず、その期間に実は僕のビザが切れた状態で、不法滞在扱いに…

その手続きもミャンマーサッカー協会に手助けしてもらいました。

ミャンマー人がどれだけ協会から支援してもらえたかは分かりませんが、1ヶ月程の死闘を終え、僕たち外国人選手たちにも、多少ですが救済してもらいました。

日本行きのチケットもサッカー協会に手配してもらい、リーグ戦を最後まで終えないまま帰国。というシーズンを過ごしました。

それ以降このチームが復活することはありませんでした…

それこそ少し前は、アジアの国際大会AFCcupに出るほどのチームでしたが…


ただ、この年は本当に沢山の日本人の方に支えていただき、貴重な時間を過ごすことが出来ました。

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こういう経験は本当に財産です。

ただ…もう懲り懲り…w アメージングな経験をありがとう!

今回は2017年シーズンのチーム紹介でした!

それではこの辺りで!VAMOS!!!!!

たくむ

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