地獄のトライアウト
こんにちは!
今回はトライアウトについてお話ししたいと思います。
私は2019年の7月ごろにマルタ共和国という国に、渡航をし、トライアウトを受けに、マルタ共和国に訪れました。
結局しっかり契約が決まったのは9月の初め頃です。
およそ2ヶ月間トライアウトをしました。
こんなに長い期間トライアウトをするとは思いませんでした。
この時の感想は、
ほんとに辛かった、、、、笑
トライアウト中は
不安でしっかり寝ることも出来ず、
毎日いつ落とされるか、いつ落とされるかとビクビクしていました。笑
その間にも、数十人もの他の外国籍の選手が同じチームにトライアウトに来ました。
しかし実際にチームが獲得する外国籍の選手は、5人。
※マルタでは、日本人も外国籍選手として扱われます。
この5人の中に入り込まなければならないという焦りとプレッシャーで押しつぶされそうでした。
しかしなんとか生き残ることができ、契約をすることができました。
トライアウトの内容としては、平日にチームの練習に合流して、土日は、練習試合や紅白戦に参加するという形が多いです。フィジカルテストをやっているクラブもありましたね。
日本人は、欧州人に比べて機敏で、スタミナとガッツはあるのかなと思います。笑
ヨーヨーテストなどもやりましたが、息が上がったらやめる。という選手が多くて、え?お前もう終わりかよ。。。みたいな選手多くてびっくりしました笑
そんなこんなで2ヶ月ちょっとに及ぶトライアウトを終え、無事契約することができました。
今考えると、トライアウトに大切な事。
自分的にポイントだなと感じることがありました。これから海外に出たい人の参考になりましたら幸いです。
まずは、しっかりと大事なタイミングで結果を出す。
ここが最重要になってきます。
外国籍選手としてチームを勝たせることのできる存在。
圧倒的な存在で無ければならないので、
他の周りの選手との違いを見せなければなりません。
そのチームでみんなと同じレベルでプレーができるだけではダメなのです。
そのチームで違いを見せて、チームを勝たせられる存在にならなければならないと言うことを意識してトライアウトを受けることが大切だと思います。
そしてそれがはっきり分かるのはやはり結果です。
練習試合でもわりと勝ったらスタッフ達も大喜びするので、FWならそこで点を決める。MFならアシストをする。DFなら無失点で完封する。そうすれば一気に評価は跳ね上がります。
監督やプレジデントなど、向こうから見たら僕たちを、助っ人外国人としてシーズンを通して使えるのかどうかを見定めているので試合を決めれる選手というのは本当に貴重な存在です。
なので練習試合だったり、紅白戦などで、少ない時間でもきっちり結果を残す。
点が取れなくてもなんらかのインパクトは残しておく。
それをコツコツ毎日繰り返す事が大切だと感じました。
結局は、個の力が無ければ契約はできない世界だと私は思います。
挑戦する国によって異なると思いますが、海外では、平均的に優れている選手よりも、何か一つの能力が秀でている選手の方が好まれる傾向にあるのかなと感じました。
例えば、スピード、ドリブル、キック、フィジカルなど
特徴や長所というのがはっきりした選手の方が契約しやすいです。
日本ではあまり試合に出られなかった。日本では評価されなかったという選手が海外に来て成功していくというパターンはかなりあると思います。
理由としては、組織的で献身的な選手が日本では好まれますが、
正直こっちでは、結果さえ出せばなにも文句は言われません。
まあ、プレミアリーグやブンデスリーガなど、トップ中のトップレベルのリーグだと話は変わるかもしれませんが、、、
とにかく個人や結果にフォーカスしていてはっきりしているので自分的にはやりやすい世界であるなと感じます。
それともう一つ、重要なのが、監督とのコミュニケーション!
今どんな選手が欲しいのか、どんなプレーが好きなのかを聞くことがかなり契約に近づけるヒントになっていると私は思います。私は英語を全く勉強せずに行ったのでそこは損をしたなと感じる瞬間でした。
簡潔にまとめると、トライアウトを受ける際に重要なのは、助っ人外国人としてみられているんだということを意識することと、目に見える結果や特徴をコツコツと出し切る。監督と積極的にコミュニケーションをとる!ということです。
日本で試合に出れずに燻っている選手や日本でプロになれずに諦めようとしている選手達には、一度海外での挑戦を考えてみて欲しいなととても感じます。
私は海外に出たことによって、価値観も変わり、人生がとてもワクワクするようになりました笑
自分としてもこれから海外に出たい選手達をサポートしていけたら良いなと考えているのでもし興味がある方は気軽にご連絡ください!
最後まで読んでいただきありがとうございました