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うちの会社は定年延長

皆さんこんにちは。能力再生相談所、内匠です。

ここ最近、45歳定年を提唱したサントリー社長の話でいろいろと意見が飛び交っているようですね。

私は発言を直接聞いてませんし、記事も全部は読んでないのでその意図についてとやかく言うつもりはありませんが・・・。

定年のイメージがそもそも違うんでしょう、きっと。我々世代から少し上は

定年=引退=穏やかな老後

だったんだろうと思います。私も子供のころの老後の生活イメージは、縁側で日向ぼっこして、飼い犬の頭をなでて一日が過ぎていく、そんなんでしたし、ある意味おじいちゃんいいなーなんて思ってました。

でもいま、そんな何にもすることのない時間、つらくてしょうがない。今でも土日にふとエアポケットのように何もすることがなくなる瞬間があるけれども、1時間2時間のその空白の時間だってつらくてたまらない。それが一日中だったらとても耐えきれないだろうと思います。

だから現代における定年の定義は

定年=次へのステップ

なんだろうと思います。

一方で私の勤務先は来年度から定年延長となり65歳定年となります。定年は延長になりますが、給料は下がります。今の再雇用よりはまし、でしょうが平管理職レベルまでは3割減になるようですね。役員については記載がありませんが、役員は落ちないんでしょうし、一応任期が決まっているようですが(なんか前社長はえらく長い期間やっていた気がするけど…)。

45歳定年の是非はともかく、定年5年延長の功罪は何だろうと思いました。

功は、たとえ収入が減っても、一定の実入りがあるので生活設計がしやすい、という面はあると思います。ただ、年金についてはどうでしょうかね…たぶん定年延長が一般的になったら支給年は70歳が当たり前になるかもしれませんな。

では罪は・・・考えてみると、そうした安定収入があるとなると、次のステップへの準備という面ではやはり精神的にも、時間的にも障害になりうると思います。まず、何が何でもやろうということにならなくなってしまいます(まさに今の自分がそうだったりして…)

会社で一定の仕事をしているとなんとなくやった気持ちになり、まあいいやって思って市うかもしれません。また、延長期間は責任ある仕事から外れていく可能性が高くなっていくのでただ時間だけ奪われるということもあり得ます。

45歳定年というのはそういう意味では次のステップへ行くにはいい年齢ともいえるかな、と思います。もし、最初からそう言うつもりで準備していればの話ですが。

私は起業をしようと思ったのが50歳手前、いまだにそれが実現していないので、45歳定年の話はちょっと現実感が伴わないわけですが、でも、早くからそのつもりで、会社生活に縛られない生活を指向するのであれば悪くない話なんだろうな、と思いますね。

いずれにしても、批判する前に、自分だったらどうする、そう考えていきたいなと思いますね。ということで今日もご一読ありがとうございました。


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