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太陽光からの明るさをコントロールして快適な採光を

こんにちは。

建築コンサルタントのtakumiです。


皆さん、マイホームはもちろん明るい家がいいですよね。

家づくりをする際に、日当たりの良い、明るい家にしたいというのは。多くの方が望むことです。

健康的な面でも、精神面でも、風水や家相の面でも、薄暗い家よりは明るい家の方が断然良いものです。

明るい家にするには、まずは南の方角から太陽光を入れることが大切ですよね。

ですので、家を建てる敷地を選ぶ時には南面にスペースをとれる土地が適しています。

そして、部屋の南に窓を設けて、日中の太陽光を採り入れるということです。


ただ、ここでポイントがあります。


◆夏の日差しは暑苦しい!

「明るさ」はもちろん必要ですが、夏場の太陽光には「暑くなる」というデメリットもありますよね。

「南面に大きな掃き出し窓をつけたのはいいけど、夏は暑くてしょうがない」

と、なってしまう場合もあります。

ここで注目すべきは、夏の太陽の高度です。角度ですね。


季節ごとの「南中の太陽高度」(最も太陽の高さが高い正午の時の太陽の角度)は、以下のようになります。


◇春分の太陽南中高度 = 90度 − 計測点の緯度
◇夏至の太陽南中高度 = 90度 − 計測点の緯度 + 23.4(地軸度)
◇秋分の太陽南中高度 = 90度 − 計測点の緯度
◇冬至の太陽南中高度 = 90度 − 計測点の緯度 - 23.4(地軸度)


なので、東京だと夏至の太陽高度は78度くらい、冬至の太陽高度は31度くらいになるわけです。


そのため、下の図のように、真夏の太陽光は庇やバルコニーを南面の窓の上に出しておけば、真夏の日差しを遮ることが出来るんですね。

軒の出の日当たり図.

そして、冬は太陽高度が低くなるので、庇やバルコニーがあっても、部屋の奥まで太陽光は入ってくるので、理にかなっていますよね。

◆北窓からの採光

ここで、少し注意事項です。

よく、「北面の窓からの採光は1日通して均一な光のため、優しい明るさになる」という考えがあります。

これはその通りで、北面の窓は光が差し込むことがなく、眩しさを感じる強い光ではないからですね。

ただし、注意すべきは光がかなり弱いので、「窓の周りをほんのり明るくする」程度の強さしかないということです。

北面の窓だけしかない場合や、北面の高窓から主に光を入れる場合は、部屋全体を明るくさせるのは無理があります。

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北面の窓での採光の場合は、日中は薄暗く感じますので、必ず昼間でも照明が必須の家になります。

北面の窓は、窓の近くを柔らかく照らす光である、ということを把握しておきましょう!


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