「日当たりの良い」住宅地を購入するなら、どの区画を買うのか?
こんにちは。
建築コンサルタントのtakumiです。
住宅地のように、宅地が区画整理された住宅地では、住まいの日当たりが良くなるかどうかは、建てる前から、ほぼ決まっています。
家を建てる土地を探す時には、家が明るくなる土地を購入するようチェックしましょう。
(ただし、土地の値段も条件により変わります)
日当たりが良くなる土地のランキングは、以下の通り。
◆1位は南側道路
南側に道路がある土地が日当たりには、最も有利です。
太陽は東から登って、日中は南方にあり、西へ沈みます。
( 上図はchuugakurika.comより引用 )
ですので、太陽が長く照らす時間帯に向いた家を建てるためには、南が開けている必要がありますね。
南側が公共の道路だと、ほぼ100%の確率で将来的にも道路のままですから、将来的な日当たりも確保できるというものです。
ただし!
デメリットもあります。
南に道路があり、南向きにリビング&掃き出し窓を配置すると、道路からリビングが良く見えてしまうという、プライバシー上の問題が生じます。
こればかりは目隠しフェンス・植栽などの外構やサンシェードなどで、目隠しをする対策を考える必要がありますね。
◆2位は東側道路
東側に道路があると、東面が開けていることになります。
東は朝日の方向です。太陽が登る方角に向いた部屋は、朝日と共に起床できる、健康的な方角となります。
また、東側に建物があると「西日が遮られる」ので、夏場は西日に悩まされることが少ないという考え方もできます。
一日を通して日当たりが良いのは南が開けている土地ですが、次点はこの東向きの「朝日がよく入る」東面が開けた土地ということです。
午前中は日当たりが良い土地ということになります。
◆3位は西側道路
その次は、西側に道路があり西面が開けた土地です。
東側道路と反対で、午後からは日当たりが良くなってくることになります。
「それなら東側道路と同じ価値では?」と思われるかもしれませんが、ちょっと違うんですね。
西側は、「西日」が入る方向です。特に夏場は西日が差し込むと、部屋の温度を上昇させる要因になりますから、あまり好まれないものです。
◆4位は北側道路
4位は北面に道路ということになります。
仮に東、西、南側に建物が建っていたら、一日を通して直接的な太陽の光は入らないことになります。
北面の窓でも「多少」は明るさはありますが、日中でも電気をつけないと暗い部屋になります。
ただ、唯一、夏場は直接太陽が当たらない(当たりにくい)ため、部屋の温度が上がりにくいというメリットはあります。
もちろん屋根は日差しを受けますが、外壁は太陽の通り道の東~南~西の面に太陽が当たりにくいので、結構差が出ます。
しかし、冬場は逆になりますね。外壁に太陽が当たらないので、寒い家になります。
◆「開けている」には道路しかダメなのか
このように、道路がある方向は、恒久的に「開けている」ことになるため、太陽が登っている方向に開けていると、日当たりが良いということです。
これは、別に道路じゃなくても良いものです。例えば、「河川」や「線路」でも同じです。
要するに、公共性が高いスペースがあると、そこは将来的にもその用途であり続ける可能性が高いですからね。
なので、南側に河川や線路、他にも公共的な公園や広場でも良いですね。
できるだけ太陽の通り道に開けていることが、日当たりの良い家をつくるには絶対条件になります。
土地探しをする際には、要チェックです。
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