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本当に必要なスペース?~家づくりでコストが膨らんだ際に見直すべき間取りのポイント

こんにちは。

建築コンサルタントのtakumiです。


家づくりでは、間取りが要望通りに進んでも、詰め込みすぎて「予算オーバー」ということはよくあることです。

「せっかく要望がほぼ全てかなったのに、何かを削らないといけない」という状況ですね。


削るべかポイントは、もちろん人それぞれで、間取りごとに「無駄なポイント」も色々あるものですが、今回は「よくある」ケースを3つご紹介します。


◆家族玄関

最近、多くなってきています、家族玄関ですね。

シューズクローク(土間収納など)自体は良いのですが、家族玄関はあんまりおすすめしません。

玄関をいつもスッキリキレイに、というのは分かりますし良いことですが、「使わないからキレイにできる」では、あまり意味がありません。

そのため、シューズクロークからの動線も良いのですが、そんなに面積に余裕が無い場合は、家族玄関は通路が増えるだけなので、非効率です。

玄関に普段使う靴のためのシューズボックスは設置して、シューズクロークには使用頻度の低い靴やその他屋外で使う物の収納専用とした方が効率的です。

お客様しか使わない大きな玄関ほど、もったいないものはありませんからね。

◆広いバルコニー

明確な理由がないのにバルコニーを広くするのもよくありません。

バルコニーを広くするのは、床面積を増やすよりはよっぽど安く済むので、広いバルコニーはそんなにハードルが高くなく、ついつい設けてしまう方がおられます。

「広い方がいい!」と言われれば、まあ、しょうがないのですが、バルコニーには後々お金がかかります。

メンテナンスですね。

バルコニーは防水を施すので、10年の保証期間が過ぎると、防水も劣化が進み機能性がなくなってきます。

特に、バルコニーの下に部屋がある「ルーフバルコニー」は要注意ですね。

雨漏りしたら最悪ですから、10年以上経ったあとは防水の補修や増し塗りなどの防水メンテナンスをしていくことになります。

なので、広いとそれだけお金がかかるということです。


◆大きな子供部屋

子供部屋というのもそんなに大きな面積を取らなくても良いと考えます。

4.5帖あればベッドも机も置けて少人数のお友達を呼ぶスペースもありますから、ちゃんと機能します。

これも、余裕があれば広くても全然良いのですが、お子様はそのうち巣立って行くものですから、最低限の大きさを用意できれば良いと考えます。

ただ、4.5帖でもクローゼットなどの収納は少しつけておきたいですね。


◆まとめ

「減らせるスペース」「もったいないスペース」って、なかなか自分たちでは気づかないことが多いものです。

家づくりは失敗したくない、要望を詰め込みたいという思いが強くて、実際の生活のイメージができていないこともよくあります。


減らせる可能性のあるスペースは他にもありますので、次の機会にまた書きたいと思います。


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