家づくりはハウスメーカー選びで決まる
こんにちは。
建築コンサルタントのtakumiです。
マイホーム購入が決まれば、次はハウスメーカーを決めなくてはいけませんが、後悔しない家づくりとするには、ハウスメーカー選びが最難関となります。
SUUMOのランキングを参考にするのも悪くはないのですが、あんまりあてにはなりません!
「じゃあ、高いけど有名な大手メーカーなら安心かな?」
となりがちですが、そうでもありません。
そもそも、大手ハウスメーカーだから安心かといえば、そんなことは全くなく、大手メーカーでもヘンテコな間取り、希望が全然叶わない設計もたくさんあります。
逆に、ローコストメーカーや地元工務店でも、満足のいく家づくりは可能です。
まずは、ハウスメーカーを決めるには最低でも3社くらいには話をしてみて、以下のようなことを探りながら、コストも含めてトータルバランスで選ぶようにしましょう。
◆まずは規模と実績
そのハウスメーカーの実績もある程度は調べておかないといけません。
年間、どのくらいの棟数を建てているのか、いつから創業しているのか、社員はどのくらいいるのか。
新しい会社がダメなわけではありませんが、建築は10年以上前の施工履歴がないと、善し悪しは分かりにくいものです。
そして、必ず施工事例を色々みておかないといけません。
評判が良くても、あなたの求めるスタイルの家をつくった実績がなければ、うまく進まない可能性がありますからね。
◆担当者の質や相性
実はこれがかなり重要ポイントになります。
あなたの要望を形にしてくれないと、これまでの実績がどれほど素晴らしくても意味がありません。
担当者は、通常、営業担当と設計担当がいます。(会社規模によってはインテリアや電気担当もいます。)
お客さんは、主に営業担当と話をすることが多く、営業担当が間取りを描くことも少なくありません。
ここで重要なことは、間取りも建築士である設計担当がつくるかどうか、というところです。
別に営業担当が間取りをつくっても、上手くまとまることもありますが、やはり建築士が進めないと、営業担当だけだとおかしな間取りが出てくることも多くあります。
さらに、設計担当が建築士ではないこともあります。
実際の細かい設計は無資格者がしており、最終確認だけ建築士がするパターンもあります。
また、担当者のウマが合うかどうか、というところもかなり大切です。
「この人、考えが合わないなぁ」「なんか、頼りないな」「上から目線で嫌な感じだな」といったマイナス感情をもつ担当者とでは、良い家づくりは不可能です。
実際に打ち合わせに入って間取りを作り設計を進めるのは建築士かどうか、
また、信頼できそうか、話しやすいか
そういったところはとても重要なポイントになります。
◆標準仕様を確認する
標準仕様というのは、家の材料や設備のスペックが予め決められていたり、2~3チョイスされていて、その選択肢の中から選んでいく形態です。
標準仕様以外を選ぶとオプションとなって別料金となるわけです。
最近は各社、標準仕様が充実していますので、そのままでもそこそこのランクになっていますが、各社中身は全然違いますので、比較してみないと分かりません。
屋根の材料、外壁サイディングの種類、床フローリングの種類、窓のスペック、、、
各社、色々です。
まずは1社の標準仕様を一通り確認してみて、自分たちの希望する家にはどのようなスペックが必要なのかを考えていきます。
Excelで表にして、「◎、〇、△」といったふうに優先順位をつけていくとわかりやすいですね。
◆まとめ
今回はハウスメーカー選びの大きな3つのポイントをあげて解説してみました。
家づくりはハウスメーカー選びで善し悪しはほぼ決まってしまいますが、業者に任せっきりではいけません。
施主さんとしても色々勉強しながら、後悔しない家づくりにしましょう。
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