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「サツキとメイの家」の間取りを診断してみた(となりのトトロ)

こんにちは。

建築コンサルタントのtakumiです。

今回はジブリの名作、となりのトトロに出てくるサツキとメイの家

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(引用元: https://kino-ie.net/genba_071_.html )

こちらを間取り診断してみたいと思います。

となりのトトロは私が小学生の頃の映画ですから、とてつもなく愛されているアニメ映画ですよね。


さてさて、まずはボリュームなのですが、間取りはネットを検索してみる限り、1階の間取りしかなさそうです。

でも、確か、引越してきた日にまっくろくろすけを追って、階段を登っていたので、2階も少しあるみたいです。

洋間6.2帖と縁側の間のドアを開けて登ってましたよね。

外観でも正面が少し高くなってます。

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◆日当たり

まず、日当たりですね。

南に面しているのは、8畳の和室二部屋と、6.2帖の洋間。

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この洋間は教授をしているお父さんが、お仕事に使っていましたね。仕事部屋です。

日中も家でお仕事をするので、日当たりの良い南に面する場所はとても良い環境です。

昼間は二女のメイちゃんが庭で遊んでいましたよね。それを感じながら仕事ができるって、羨ましいですよね。

そして、和室二部屋は縁側を介した南向きの部屋です。軒の出と縁側で、真夏は直射日光が入らない、真冬は太陽が低い角度なので、明るく光が差し込みます。

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たぶん、今でいうリビングみたいな感じで、夜は家族みんなでここで寝るんですよね。

この部屋で深夜に、庭でトトロが踊ってたのに気がついて、一緒に空を飛んでました。

日当たりが悪いのは台所と茶の間。

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昔はほとんどがそうでした。冬は食事の支度が寒いですよね、ほんと。

まぁ、でも寒くて暗いキッチンは嫌ですよね。

◆風通し

風通しは、まあまあ良さげです。家全体でみても、ぐるりと窓があります。

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洋間なんて、三方向に窓がありますから、気持ち良いでしょうね。

居間の和室も大きく南側が開かれて、北の茶の間や台所と一直線によく風が抜けそうです。

風の通りやすさは、きちんと考えられてそうですよね。

◆動線・配置

動線としては、問題ってほどでは無いのですが、台所やお風呂へ行くのに畳の茶の間を通って行かないといけないのが、ちょっと気にはなりますね。

(良くはない。。。)

洋間は、ほとんど「離れ」のような場所ですので、プライバシー性もあって落ち着いて仕事が出来そうです。

次は、サツキが料理を頑張ってた台所。

昔の家の間取りですが、やっぱり台所と居間(和室)が遠いと、お料理するにも寂しい感じがしますよね。「料理に集中型」の方には良いかもしれません。

あと、トイレの位置はなかなかいい感じの場所に配置されてますよね。生活圏から遠すぎず近すぎず。

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◆収納

収納は結構たっぷりありますよね。

各部屋にきちんと押入れや物置、廊下にも大きめの収納がありますし、茶の間には茶箪笥もしっかり置かれています。

ちょっと気になるのは、台所に収納らしきものが無いので、食材なんかはどこに置いてるんでしょうかね。

◆総評

アニメ映画の間取りとはいえ、なかなか考えられている感はあります。

日当たりもよくと風が気もちよく抜ける家って感じです。

テキトーに作ったのではなさそうで、昔なら住み心地良い間取りだったんでしょうね。


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