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片付く収納は「奥行」がポイント!~間取りの収納計画実践編~

こんにちは。

建築コンサルタントのtakumiです。

本日も家づくりのヒントをおひとつ!

収納の奥行って、設計士におまかせしてたらいけませんよ!

というお話をさせていただきます。

奥の深い収納の話です^^;

◆よくある収納の奥行は91cm

木造の一般的な工法(軸組工法)では、柱の間が91cmごとになっていますので、

収納の奥行きもそれに合わせて壁から壁の芯で91cm(有効寸法で78cm)となることが多いんですよね。

こういうのです↓↓↓

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この奥行「有効寸法で78cm」って、メジャーで一度、測ってみてください。

収納の奥行としたら、結構深いですよね。

78cmって、布団を入れるのに最適な「押入れ」のサイズです。

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また、78cmの幅というのは、廊下や階段、トイレの幅の一般的な数値です。

↓↓↓こんな感じです。

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もちろん収納でも、大きなかさばるものを入れるなら深い方が良いことはありますよね。

掃除用具とか、アウトドア用品とか、スーツケースとか

あと、布団を入れるなら押し入れサイズで奥行は深く必要でしたね。


でも、こまごましたものを入れる収納って、奥行は浅めにしないと、奥の方は使いにくいですよね。

前にものを入れていって、奥のものが取れない、ということはよくあります。


◆収納の奥行きを使い分ける

部屋によって必要な収納の奥行は異なってくるので、できるだけ奥行きを使い分けてみましょう。

◆キッチンパントリーリビング

⇒こまごましたものが多いので、奥行は芯の寸法で45cm~60cm程度

キッチンパントリーは少し浅めで↓↓↓

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◆洗面脱衣室

⇒タオル類や下着やパジャマ類、洗面用品のストックなど⇒奥行は芯の寸法で45cm~70cm

洗面脱衣室の可動棚も浅めでOK↓↓↓

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◆衣服を主に収納するクローゼット

⇒アウターに合わせて芯の寸法で70cm~90cm(アウターの肩幅が55cmくらいまでのため)

クローゼットはアウターの肩幅を考慮↓↓↓

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という風に、用途ごとに収納の奥行きもある程度調整してみることが大切です。

例として、こちらの間取りなんかは45cmの奥行の収納を使ってますね↓↓↓

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ただ、「何がなんでも深い収納はダメ」ではなく、どうしても奥行きを調整できないこともありますから、

できるだけ無駄に奥行きの深い収納を作らないようにチェックしていきましょう!


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