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社会人の"考える"とは、「考え抜く」ということ

こんにちは!サイバーエージェント23卒のいずたくです。

先日、自身のキャリアの理想像、そのための目標の設定をする機会がありました。目標を立てるって難しいですよね。

数値的な目標があったり、格闘家のように倒すべき相手が明確に存在していれば、目標設定に苦戦することもないかもしれません。

私は、もちろん苦戦しました。

目標設定の進捗が芳しくない私に、先輩社員からある言葉をいただきました。今回はその言葉についてお話ししていきます。

1. 学生と社会人は”考え方の質”が違う!

目標設定がうまく進まない私に、先輩社員が教えてくれたのは、

学生時代の「考える」はひらめきに近く、
社会人の「考える」は ”考え抜いて” 答えを導き出すこと

この言葉の背景は、

テストのための学習が中心だった学生時代は、1つの決まった答えを導き出すための”考え方”を身につけてきました。

つまり、問題に行き詰まったときに「そこにはある1つの正解があるはずだ!」という思い込みや固定観念から抜け出せないのです。

まさに目標設定に苦戦する私は、「理想像を叶えるためには、この目標を達成するべきだ!!」という答えがあると決めつけていました。

一方で、社会は正解のない答えを見つけるために脳みそを使います。
ところが、その方法を学生時代の勉強だけでは習得できませんでした。これが落とし穴だと思います。

ではこのジレンマから脱出することはできるのでしょうか?

2.ジレンマから抜け出す方法も1つではない

あぶない、あぶない。
また、ある1つの解決方法あるのでは?と思考がストップしていました。

ただ、先述の先輩社員が教えてくれた方法の1つは、「徹底的に洗い出すこと」でした。

つまり、洗い出すとは

自分の頭だけで考えたことではなく、
解決の要素になりうるすべての可能性に目を向けること。

これまで、1つの解を導き出すための方法を学んできた数学や物理とは真反対のような方法でした。(学問としてではなく教科の1つとして)

大学で取り組んできた研究は似たような考え方だったように思います。

3. アプローチの1つは、メモ

私が持つアプローチの1つは、メモすること。
目的は思考の言語化です。

大学時代、バドミントンの技術を習得するためにたくさんの言語化を繰り返しました。
例えば、

ネットのギリギリに球を落とす”ヘアピン”のコツは、
1. ラケットの面は球に垂直に。
2. 「打つ」のではなく、「送り出す」イメージで。
3. 肘は肩と同じ高さに。
4. 踏み込み脚は、ヘアピンを打ちたい方向によって変わる。
5. フェイントをかけるために、ラケットの握り方は変えない。
etc.

これは経験値が浅かった自分が、再現性を高めるために積み重ねていった言語化でした。

これを「洗い出し」に活用すると良いのではないでしょうか。

メモのフォーマットは、「ゼロ秒思考」という有名なビジネス書の内容をベースに応用しています。

ざっくり方法を説明すると、

  1. A4の紙を横長に向けて、ペンを持ったら準備完了。

  2. 左上にタイトル。

  3. 右上に日付

  4. あとはひたすら紙に書き起こすだけ!

「ゼロ秒思考」には、言語化のコツやメモのルールなどをマッキンゼー出身の著者が説明しています。
この本に出会って、バドミントンも就活も上手くいったと言っても過言じゃありません。まだ読んだことない人は読んでみてくださいね。

4. つまり、言語化の積み重ねが「考え方の質」を変える

「考え抜く」ためには、自分の脳みそだけでは考えきれない、いつもだったら溢れ出してしまう思考を、言語化しなくてはなりません。

メモがその手段の1つになるかもしれないし、Notionなどのアプリを使うのも良いでしょう。

いまはツールを使って言語化をしていますが、いずれは自分の脳みそだけで「考え抜く」ことができるように日々研鑽ですね。

私の目標設定は一旦上手くいきました。ただ、仕事が本格的に始まれば再度修正が必要になるでしょう。

最後に、役員の方が仰っていたパンチラインを添えて締めます。

達成できない目標は、目標と呼ばない。
そんな目標ばかり立てていると、”未達癖”がついて活躍できないよ。

グサッと刺さっちゃった方は、私と一緒に明日からコツコツ頑張っていきましょうね。


本noteは新社会人のいずたくの失敗と成長の備忘録を残していく記事です。
最後までお読みいただきありがとうございます。

良い記事だったな、まだまだ頑張れよ、など応援のお気持ちがありましたら”スキ”をいただけると嬉しいです。

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