【図解】コーチングは、小児期の素直な気持ちを取り戻すアプローチなのかもしれない。
私たちコーチの役割、セッションにおける最大の目的はなんだろう。
コーチによって考え方や解釈に若干の違いはあると思いますが、
●目標の明確化
●”気付き”を促し、自分の在り方へと考え方を導く
上記2つがコーチングにおける【主な目的】であることに、
異論を唱えるコーチはいないはずです。
さらに言えば、セッションの進め方もある程度は”型”が決まっているので、
乱暴な言い方をすると誰がコーチングを行っても効果は同じ...はずなんです。
でも、現実は違いますよね?
めちゃくちゃ人気でセッションの予約が中々取れない人気コーチもいれば、いくら安くしても申し込みが全く増えないコーチもいます。
この原因が単に売り込み方の良し悪しなら、
「セールス力を磨きましょう!」で解決する問題なのですが、
実際にはコーチングそのものに大きな差が生じているケースも多いように思います。
食えるコーチと売れないコーチでは、セッションを受けたクライアントの満足度が全然違います。もう、全く違います。
なぜ、同じコーチング理論を実践しているのにセッションの成果が違うのでしょうか?
私は、自分の実体験や過去の売れない時代との比較から、
「コーチングの捉え方」に原因があるのではないかという結論に至りました。
少年(少女)のような素直さを今も持っていますか?
唐突ですが、
皆さんは『少年(少女)のような素直な気持ちを今も持っている!』
と胸を張って言えるでしょうか?
私たち”大人”は、教育や就職などの社会的な経験を経て、
【素直さを失っている】のではないかと日々思うことがあります。
無論、現代社会や学校教育に対して一石を投じるつもりはありませんが、
成長と共に素直な気持ちを失うのはある意味では仕方がないことなのかもしれません。
なぜなら、
学歴社会が色濃く残る現代日本では、
●テストの点数が良い=正しいこと・評価されること
●良い成績→良い大学→良い就職=社会的な成功・幸せ
こうした”常識”や”評価基準”を学校や親、ひいては社会全体から押し付けられる環境に囲まれています。
「良い大学、良い就職先とは一体どこの誰が決めたのだろうか...?」
と、常々疑問に思っていますが、
こうした教育を受け、周囲から”常識”を植え付けられていく中で、
「それが正しい事だ」と認識するのは当然の流れともいえます。
しかしながら、コーチが行うクライアントへの支援とは、
クライアント”個人”の在りたい姿を明確にし、行動を加速させることです。
よって、我々はコーチは、「社会一般的な成功」が「クライアントの在りたい姿」であるという認識をしては絶対になりません。
(在りたい姿はみんな違ってみんなオーケーなのです。)
子どもの頃は「やりたいこと」しかなかった
すこし幼稚園や小学校の頃を思い出してみてください。
皆様はどのような子供だったでしょうか。
「やりたいこと」が明確にあって、
好きな時に好きなだけ夢中になってやりたいことをやっていませんでしたか?
それはもう、学校のお昼休憩が20分しかないのに、
ダッシュで校庭へと向かい、サッカーをするような。
そんな生活を送っていましたよね。
「将来の夢は?」と聞かれれば、
「プロ野球選手!」と即答していましたし、
大人になった今なら「無理!」「現実を見ろ!」と言われてしまうような、
壮大で荒唐無稽な夢でさえも平気で口にしていたはずです。
...さて。
そんな皆様も現在は成人されていることと思いますが、
大人になった今、昼休みを全力で楽しんでいますか...?
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「午後の仕事に備えて仮眠を取るか」
「タバコとコーヒーで同僚と仕事の愚痴を言い合うのが日課」
「上司のご機嫌を取りながら食べたくも無いランチに付き合うのが憂鬱」
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大人なんだから、仕事なんだから仕方ないだろう!
子供の頃は当たり前のように”休憩”を全力で「やりたいこと」に費やしていたのに、一体いつからそれが出来なくなったのでしょうか...。
コーチングでの成功体験
私がコーチとして大きな成長を出来たのは、
セッションを通じて自分自身がまるで子供の頃に戻ったような、
素直な気持ちを抱いた体験による部分が大きいです。
あるセッションで、クライアントとの質疑応答を通しながら、
「こんな風になったら楽しいですよね!」
「こんな方法はどうでしょうか!?」
「その方法もめちゃくちゃ面白いです!」
「こうすればもっと上手くいくのかもしれませんね!?」
と、まるで子どもの頃に友達と秘密基地を作っている時のような、
楽しい気持ちを抱いたことがありました。
(なんというかもう、GROWモデルやらコーチング理論やらを忘れているようなレベルです。)
とにかく純粋に、素直に、そして楽しく、
目標の実現に向けて本気で思考を巡らせている感覚です。
イメージとしては、スターを取って無敵になったマリオのような状態でしたね。怖いものなしといいましょうか。ガンガン進むイメージです。
一種のゾーン状態のようなこの現象が起きたセッションは、
クライアントの目標達成への到達も早く、かつ満足度も高い、
非常に質の良いコーチングであったと思っています。
以来私は、コーチ自身があれこれと学術的にコーチングを行わなければ・・と身構えるよりも、
ちょっと粗削りな部分があっても、子どもの頃のような素直な気持ちで取り組んだ方が高い成果が上がると踏んでいます。
コーチングはコーチ自身の素直な気持ちを取り戻すアプローチでもある
子供返りしたように、セッション中に私自身がコーチングを楽しんだ成功体験を通じて、私のコーチングに対する向き合い方は少し変化しました。
上手く行かない頃は、出来る努力は全て行い「頑張っている自分」を認める気持ちと、なんでこんなに頑張ってるのに上手く行かないんだ...という絶望する気持ちを常に抱えていました。
しかし、セッションでのゾーン体験を経て気持ちが変化したのです。
「あれ?今までってコーチングに熱中してたのかな・・・」
クライアントと一緒になって、心から自分も楽しい!と感じながら行ったセッションは、私に子供の頃と同じような素直な気持ちをもたらしました。
そして、心から楽しいと感じる素直な気持ちが持つパワーの大きさも実感したのです。
小児期の素直な気持ちが持つパワーはホントスゴイです。
考えてもみてください。
今考えている目標や行動について、
あの頃の自分だったらとてつもない速度で達成できる自信があります。
お母さんにゲームのやりすぎを注意されれば、
布団の中にくるまって、
大汗をかきながらもゲームをやっていたわけです。
とにかくやりたいことをやるために、やれることを全力でやるわけですから、
それはもう目標達成の速度は早いですよ。
素直さを取り戻す!私がセッションで実践する方法の紹介します
...そして。
「素直さを取り戻す」というアプローチは対クライアントへの考え方としても非常に有用です。
クライアントが子供のようにはしゃぎ、目標達成に向けて行動を始めたともなれば、コーチとしてこんなに嬉しいことはないですよね!
小児期の素直な気持ちを取り戻すために、
私はしばしば、以下のようなアプローチを行っています。
1.子供の頃に楽しかったことや熱中したこと、過去の成功体験などを聞いてみる
2.なぜそれが楽しいと感じていたのか、より深く理由や原因を聞き出してみる
3.”楽しい”の根源を探ることで本当に求めるものを明確化
イメージとしては、以下の核心を引き出すために多角的に質問をぶつける感覚です。
面白いことに、恐らく小児期の子どもたちは青い部分の【表層】の欲求が殆どないんですよね。
常に核心がむき出し。だから素直ですし、やりたいことをやるし、泣きたいときには泣くのです。
我々大人たちは長い社会経験によって、青い部分の【表層】が厚くなりがちです。
コーチは何とかその表層を叩きながらも、核心に迫っていく必要があります。
思えば、ラポール(信頼関係)の形成なんかも、この核心に迫るための手段ですね。
...あらためて。
皆さんは少年(少女)のような素直な気持ちを今も持っていますか?
素直な気持ちを取り戻した時、
私たちコーチは無敵になれるということを是非忘れないでください。
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・大手コンサルティングファームにて会社員として職務に従事
⇨財務、マーケティング・集客に特化
・海千山千の経営者と毎月PDCAを回すことへの壁にぶち当たる
・2020年3月にプロコーチ資格を取得
・同月、ココナラにてコーチングセッションを販売開始
・2020年5月 法人向けにエグゼグティブ・コーチングを提案
・コーチングサービスの見える化を徹底的に実施
・2021年3月 月次売上30万を達成。
・ベンチャー企業の執行役員に転身し、エグゼグティブコーチングを提供
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