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地学の概念が変わる「時間地図」の存在

こんにちは! 本村です。

さて、今回は『地学の概念が変わる「時間地図」の存在』というテーマでお話ししたいと思います。

検索方法、経済圏、地球科学(地学)のすべてが絡み合う内容となっております。


Chapter1:Google検索の終焉



これまでの世の中は、何かしらの調べ物やリサーチなどのあらゆる検索をする際、Google(世界最大の検索エンジン)が回転軸の中心となって回り続けていました。

検索といえば、Googleという図式(検索=Google)の比重が別軸へと傾きつつあるのと同時に現在はGoogle検索の一強時代が少しずつ終わりに近づいていっているのではないかと考えられます。

改めてここでいう終わりとは、Google検索の一強時代がなくなり、他が台頭し始めてきているということです。

例えば、カレー屋さんに行って、ズッキーニやカボチャなど複数種の野菜が入った野菜カレーを食べたとする。

そして、帰っている途中で、「あのお店の野菜カレー美味しかったな」と思い出し即効でネットを使い検索する(シンプルなGoogle検索)。

すると、大体そのカレー屋さんの作り方のレシピが上がっている。

要するに上記から伺えることは、全ての技術や情報は国民全員の共有財産になったということである。

ここではカレー屋さんを継続して例えとして使わせて頂いている。
現代社会では、基本的にどのお店に行っても大体同じ値段になってきている。

昔のように高くて味がかけ離れたカレー屋さんのようなものは無くなった。

範囲を広げると、どの電気屋さんに行っても値段は変わらない。

次から次へと情報が共有されて、質が均一化されると、サービスのクオリティーで差別化を行うことが難しくなってくる。

ここから次の段階としては、自分たちがお店を選ぶときに以前は本当に美味しいお店に行ったり安いお店に行ったりしていたが、ここから先の世界は「誰」が働いている店に行くかという軸に変わってくる。

要するに、今までサービスのクオリティーで選ばれていたものが、近年は段々とそれが無くなってきた。

そうなると世の中はどうなるか?

お店を選ぶ際の選択肢にあった機能検索(Google検索)に変わる選択肢が現れたため、一強時代の終わりを迎えることになるのである。

機能検索以外の方法で検索される。

友人のXさんが働いているお寿司屋さんに行って、Xさんにお金を入れたり、友人の知り合いのYさんが働いている中華料理屋さんに行ってお金を払おうというイメージである。

どこの誰か分からない人が働いているお寿司屋さんや中華料理屋さんにお金を払うよりも自分の友達や同じような趣味を持っている人、友達の知り合いなどいわゆる”共通言語”をもっている人たちの所へ行こうという考え方で、機能検索の時代から”人検索”の時代へ移行したのである。


Chapter2:これまでにない経済圏



人検索の時代に入ると、「あの人だから〜」という言い換えれば贔屓のような扱いを受けた人が有利にベクトルが動くようになる。

この状態が常識化するとどうなるかというと、一人ひとりに最適化された地図が出来上がる(通称「時間地図」)。

今、自分がいる場所から一度も入ったことのないお寿司屋さんまでの距離が8kmで、友人が経営しているお寿司屋さんとの距離は10kmも離れている。

この場合、後々供述するが、時間地図における距離の近さは後者の”友人が経営しているお寿司屋さん”の方が近くなる。

話を戻して、このChapterの主題である「これまでにない経済圏」についてだが、Chapter1でも述べたが、”共通言語”をもっているかそうでないかが大きなウエイトを占めている。

例えば、理髪店で髪を切る際、初回を除いて大体行きつけか知り合いの理髪店へ行くのが基本だと思います。

というのも自分の時間やお金を得体の知れない人に渡すよりも、共通言語をもっている人に渡したいという欲求がある。

ここでいう共通言語とは、下記のようなものである。

①自分と同じような趣味をもっている
②同じようなところを目指している
③自分のことを応援してくださる方

上記のように共通言語をもった人の店へ行くメリットとしては、理髪店を例として上げると理髪店特有のお互いが探り合ったまま、最後まで盛り上がらない会話みたいなのが一切ない。

「最近の調子はどう?」などといった話からスタートするので、話の進み方が加速度的に上昇していく。

このことは、理髪店に限った話ではなく他業種でも同様のことがいえる。

さらに共通言語をもった人たちは、資本主義の世界観で販売している人たちと比べて別世界の金額で販売することが可能となる。

資本主義の世界でラーメンが¥800で販売されていたとする。

しかし、共通言語をもった人同士では”友人”や”友人の知り合い”というだけで贔屓価格を発生させ、例えば¥1200で販売することが可能である。

このようなシチュエーションがあらゆる業界で発生し、これまでにない経済圏が確率するのである。


Chapter3:地学の理論が通らない「時間地図」



地球の形は人それぞれのコミュニティによって異なる。

*参考までに「時間地図」について書かれた書籍がこちらになります。
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今、インターネットで情報が行き来している状態で情報交換を国民全員、人類全員がやるようになった。

値段が高くて美味しくないお店はほとんど無くなった。理由としては、情報交換を国民全員、人類全員が行うようになった。

  • 隠し味みたいなものは無くなって、高くてまずい店は存在しなくなった。

  • どのお店へ行っても美味しい状態になった。

  • どの電気屋さんへ行っても大体同じ値段である。

上記の事柄を踏まえた上で話を続けていきます。

昔は物の値段に差があったため、例えば自転車に乗って、店で商品Aを買って、商品Bを買うときは別の店へ行くというように行ったり来たりを繰り返したりしていた。

そのため、店ごとにそれぞれの長所があった。

しかし、現代ではどのお店でも大体同じ価格で、大体同じような良いサービスを受けられるようになった。

サービスのクオリティーが飛躍的に上がってしまって、均一化が開始されました。

つまり、サービスで差別化を図ることが極めて難しくなってしまったのが実情です。

どのお店に行っても大体美味しくて、どのお店に行っても大体同じような感じになっている。

差別化を図る上では、”コミュニティー”がカギを握ってくるということ。

値段は適正価格ではあるが、よく分からないお店よりも、値段は高いが、友人が営んでいるお店の方が入りやすく、お金を落としやすいというようにこれまでにない経済圏のルールが稼働し始めている。

また、そうなるとGoogle検索よりも誰が働いているかや誰がその付近、お店にいるかなどの人検索の使用頻度が上がってきた。

Googleマップの2D上に友人や知り合いに昔、お世話になった人たちの働いているお店をそれぞれピン留めするとオリジナルの地図が出来上がるように人間が軸となった地図へと姿を変える(「時間地図」)。

そして、これまでのことを全てまとめていくと、地図上が人でカテゴライズされた”時間地図”が新時代の行動を左右していくことになる。

先程、時間地図と申しましたが、ここからは時間地図とセットで地球の大陸が前例のない規模の地殻変動でできた新大陸についてお話しできればと思います。

分かりやすい例を最初に上げますと、日本地図を真上から見てみると、右上に北海道があり、その位置から斜め下へずーっと降りてくると、東京があり、同じように斜め下へ降りると、沖縄県がある。

上記は物理的な距離をベースに地理的要素で書かれた地図となる。

例えば、東京から長野県の山奥まで行こうと考えた場合、電車などを乗り継いで約7時間くらいかかってしまう。

しかし、東京から沖縄県に行こうと考えた場合、沖縄県までは飛行機で約2時間弱くらいで到着する。

本村が好きな地学という科目を交えて話すと、地形学の形をベースに東京から見て、距離的には長野県の方が断然近くに見える。

しかし、時間軸で切り取ると沖縄県の方が手前に位置し、長野県の方が沖縄県の向こう側に存在することになる。

乗り物に乗車することもあり、実際の図は下記のようになる。
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つまり何が言いたいかというと、時間軸で地理的な地図を切り裂いていくと、日本列島の形はもはや自然科学の現象で起こった地殻変動の範疇に収まるものではなくなるということである。

今回は例として、沖縄県が手前にあり長野県が奥の方に位置するというものを上げさせていただいた。

もっと言うと、東京駅から一番遠い日本の島に”母島”という島がある。

東京都の小笠原村にある島で東京から約26時間も掛かる(船でしか行けないので)。

26時間も掛かるということは当然、北海道や沖縄県、場合によってはアメリカのニューヨークなどの方が近いということになる。

こうなってくると、地球の大陸はユーラシア大陸や北アメリカ大陸などに分かれず、時間ベースで大陸の位置が決まるため、再び大地殻変動を起こすことになる。

よって、地球の大陸は自分がどこにいるかを前提とした発信源を軸に大陸を時間で切り取った”ウニ”のような形になる。

地球は全くもって球体ではなくなる。

ここからさらに人同士の”信用軸”をベースに地球の大陸を切り取ると、先程の時間地図とはまた異なる形になる。

例えば、あまり信用できない信用数値40のEさんの焼肉屋さんが駅から7分のところにある。

一方、めちゃくちゃ信用している信用数値100のFさんの焼肉屋さんが駅から14分だとする。

時間軸で見てみると、Eさん(駅から7分)よりもFさん(駅から14分)の焼肉屋さんの方が距離が遠い。

しかし、”信用軸”で見て、自分たちがどちらの焼肉屋さんを選ぶかと考えると、おそらくFさんのお店を選ぶ。

なぜならここには、物理的距離よりも精神的距離”の概念が加わるからである。

人間の精神の部分に帰属するこの感覚は、物理的距離の障壁を打ち破り、一見すると距離が遠いFさんの焼肉屋さんの距離感覚の数値を縮めることが可能になるのである。

ここでも同じように信用軸を中心に地図を描くと、時間地図同様にやはり地球の大陸はぐちゃぐちゃになる。

恐れ多い話ですが、アルフレッド・ウェゲナーが提唱した「大陸移動説」のレベルではないくらいの地殻変動が起こり、むちゃくちゃな形になるということです。

話がかなり複雑になりますが、例えばMさんが信用している人とNさんが信用している人は全く異なるため、一人ひとりに最適化された地球が出来上がります。

よく宇宙論の内容で”マルチバース”が登場してきますが、実際に現実世界で一人ひとりが気付かない間に地球バージョンでのマルチバースが無数に発生しているということです。

まとめると、Google検索の一強時代は終わりを告げ、これまでになかった経済圏に囲まれながら、一人ひとりに最適化された大地殻変動が起こり、時間・信用の2軸を備えたオリジナルの地図が完成するということです。

そこには、地学に覆われた自然科学の理屈が届かない領域となっている。

ミクロの視点では、個人の信用が全てであるということです。





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