iPhoneがQi2対応と謳える意味
iPhone15がさらっとQi2規格に対応していました・・・!!
※下記リンクのなかで「どちらのモデルも、ワイヤレス充電のためのMagSafeおよび将来のQi2規格の充電器に対応しています」と明記。
わたしが「だれも注目しない」と言っていたQi2。
Appleさえも大々的に出していなかったので、本当に注目されず、注目していたはずのわたしもすぐに気付かなかったポイントとなりました・・・(笑)。
Qi2対応だったらどうなるの?
前回も書きましたが、iPhone15がQi2規格に対応したということは充電速度アップ・充電器が安くなる・バリエーションが増える、ということ。
身近なところでは、「MagSafe対応なら早いと思って買ったのに充電が遅い」なんてことが結構あるのですが、こういった「ただ磁石がついただけのQi」ではなく、有線ほどではないけど充電速度の速い充電器がどんどん増えていく可能性があります。
いま「Qi2対応」と謳える意味
と言っても、じつはまだQi2規格の詳細は発表されていません。
「こんなに早く充電できるよ」とか「磁石の強さは〇〇以上にしてあるから普通に使ってればとれないよ」とか、まだ確定してないわけです。
でも、詳細が発表されていないのにAppleが「Qi2規格対応」と書けるということは、規格を作る組織と内々で話が進んでいて、すでにQi2がAppleのMagSafe規格に内包されるか、仕様決定にAppleがかかわっている可能性があります。
つまり、Appleはルールメーカーであるということ。
日本の失敗
日本はいままで、世界のルール作りに失敗してきました。
たとえば日本は世界的にも性能の高い自動車を作っていましたが、気が付けばEV(電気自動車)を推進する世界的な流れがつくられ、いまではテスラをはじめとするアメリカの企業や中国企業に急速に市場シェアを奪われています。
携帯電話も、日本は独自に進化したためガラパゴス化と言われ、最終的にはスマホにとってかわられました。
このスマホの時代をつくったのも、いわずもがなAppleでした。
ルールメーカーの強さ
Appleのようなルールメーカーは、市場における圧倒的な影響力を持っています。
自社の提案する技術や規格が業界標準として受け入れられることで、他の競合企業がその標準に沿った製品やサービスを提供する必要が出てくるからです。
いままではApple経済圏でしか通用しなかったMagSafeが、ほかのスマホやガジェットなどでもみられるようになります。
AppleはすでにiPhoneで何年も前からMagSafeを採用しているので、他社に比べて追加の投資も必要とせずMagSafe対応のプロダクトを作れます。
いわゆる先行者利益とも言えるかもしれません。
「Qi2対応」という少ない文字から、あらためてAppleのつよさを知れるニュースでした。
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