【東京からはるばる北海道へ】エストアール・ヘルパーインタビュー vol.1
この度、初の試みではありますが長期宿泊者を対象にインタビューを実施致しました!
士別市に来た経緯や率直な感想など、普段士別市在住の方にとって新鮮で貴重なお話を提供していただきました!
それではお楽しみください!
1.プロフィール
宝田 克 (たからだ かつみ)さん
1997年生まれの25歳、東京都で生まれ育ったシティボーイ。
「かっちゃん」の愛称で皆から呼ばれています!
趣味・特技はバイク、音楽鑑賞、書道(毛筆)など、
最近では士別市でDJ活動を行う方と知り合い、先日のDJイベントで実際にDJデビュー!
行動力に溢れる多才なかっちゃんです!
2.北海道、そして士別市に来た経緯
都内の大学を卒業後に勤めていた会社が多忙を極めており、自分の時間を作れないことに不安を感じていたかっちゃん。
思い切って退職を決意し、今年の春にバイクでの旅を計画します。
旅に必要な資金調達についてを第一に考えたかっちゃんは、
東京から現地までの交通費支給有りの住み込みアルバイト
を探し始めます。
その結果辿り着いたのが北海道利尻島のリゾートバイト!
利尻島では今年の五月末から約1か月間働き、契約満了と
共に次なるバイトを探します。
そして決まった勤務先は斜里町のキャンプ場!
斜里町では一か月半ほど働き、ある程度資金を調達した
かっちゃんは根室・帯広・札幌・函館と観光地を走り回ります。
そして9月中旬ごろ、再度札幌に滞在する中でかっちゃんは
東京へ戻ることを考えていたそうです。
しかし、キャンプ場バイトで出会った友人からキャンプに誘われ行くことにします。この決断が運命を変えました。
そこで出会ったのが友人の知り合いの一人の女性、
彼女が偶然にも移住体験ツアーの関係で士別市に
来ることになっていました。
道北には行っていなかったかっちゃんは何かの縁ということで、
その女性をバイクに乗せて士別市まで送り届けることにしました。
そして士別市に来たかっちゃんは、ゲストハウス・エストアールを
訪れ仕事を終えた女性が札幌へ戻る中、ヘルパーとして滞在することに決めました。
士別市に来たのは昨年9月下旬で、一か月ほどの滞在予定でしたが
延長し今春まで滞在決定!
3.北海道、士別市に来て感じたこと
3-1.環境について
まず、北海道に初めて訪れたかっちゃんが感じたことは
「空気の綺麗さ」だといいます。
東京のような都会から来た方が口を揃えて言うのが空気について
かと思います。
かっちゃんはバイクでの旅で風を感じる中、より一層その素晴らしさ
に気が付くことができたそうです。
そしてバイク乗りだからこそ感じたこと、「道の走りやすさ」も感じたといいます。
交通量が少なく、幅が広い直線の道が多いこと。
自然に囲まれて走ることでの爽快感が素晴らしく、特に道東の景色が印象的だったといいます。
バイク乗りの聖地とも名高い北海道を快適に楽しめて満足感に
溢れていると言ってくださいました!
3-2.食べ物について
食べ物についてお伺いした際に、東京都と北海道では
おいしさのベクトルの方向が異なるといいます。
東京都は大都会であることによって発生する飲食店の競争が激しいです。
そのためビジネスとしての完成度が高くなっており、顧客層を絞った上でニーズに合わせた完成度の高い料理を提供している飲食店が多いといいます。
多くのお店が存在する東京では自分のその時の気分でお店を選び
満足感を得ることが出来るということです。
そして北海道は素材そのものでも十分楽しめるほどたべものが新鮮だと感じたといいます。
さらに、北海道で料理の作り手と顔を合わせる個人店を多く訪れた
かっちゃんは、その人の良さを知った上で料理に込められた工夫や思いなどを知られるため、
都会でのおいしさと違うおいしさを感じることが出来たといいます。
一つのご当地グルメでも個性を活かした違いをふと訪れた飲食店で
楽しめることは幸せなことだとかっちゃんは言います。
東京都出身の彼は食べ物のおいしさについて東京も北海道、
どちらの方が上だということは”ない”と言います。
旅をする彼だからこそ得られるとても貴重な感想でした。
3-3.出会った人々について
かっちゃんが北海道に来てから出会った人々はもれなく
温かい人で驚いたといいます。
東京での人間関係は淡白なものが多く、初見の他人にここまで
してくれるのかと困惑することが多々あったそうです。
士別市ではゲストハウスでヘルパーとしてお手伝いとは別に、
多寄町の農家の方を紹介いただき勤務していた彼は
多くの野菜と共に温かい親切心を頂いておりそのたびに感動していました。
北海道にきて彼の中で大きいものとなっているのは人間関係といいます。
4.かっちゃんのこれから
かっちゃんは元々、内向的な性格で他人と打ち解ける経験に乏しいと語っていました。
しかし、我々が彼と出会った時にはそのような印象は全くありませんでした。
そのことについて、彼は確実に北海道に来てから北海道の人々と
ふれ合う上で変わっていったと言います。
士別市に来てからも、エストアールの石川夫妻をはじめとする、
多くの人々の温かみを感じていると彼は語っています。
お店とお客様という関係だけで終わるのではなく、
石川夫妻に様々な場所を案内してもらったり教えてもらったりし、
毎日が新鮮だと声高に話していました。
かっちゃんが冬を士別市で過ごすことを決めたのはエストアールに
居られるからと言ってくれたのですが、
新鮮さを感じて感謝しているのは筆者含め石川夫妻も同様であると勝手ながら思っております。
最近のかっちゃんのお気に入りはBakery&cafe cotoriさん。
休みの日にはcotoriの店主さんのおすすめ料理店を教えてもらい
実際に行ってみるなどして、北海道での旅を楽しんでいます。
「自分が今ここにいるのは人との繋がりがあったからだね。」
「結局、人だよ。」
この2つの彼の言葉でかっちゃんの旅がこれからも順風満帆であろうと
感じました。
今回のエストアール・ヘルパーインタビューはこれにて終了となります。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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