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【物語る映画ポスター】マッドマックス 怒りのデスロード

映画ポスターだけを使って
作品を紹介するコーナーです。
さんぽ気分でどうぞ。

2015年公開。
第88回アカデミー賞では
10部門にノミネート、最多の6部門を受賞。

当時、映画界隈の話題をかっさらった
凄まじい大興奮の映画です。

当時、興奮しすぎて
映画館に別々の友達をひっぱって
4回も見に行きました。
「いいから見てみろよ!」と。

当時の人気に比例して
素晴らしいポスターが山ほどあります。

とくに多かったのが、↑↓の
女性主人公、シャーリーズ・セロン演じる
フィリオサを描いたもの。

奴隷として捉えられた彼女は
万全の計画のもと、
砦からの脱出を実行する。

一緒に捕らえられていた
5人の女性を引き連れて。

本作は、「女性の自立」が
大きなテーマの一つです。

脱出した女性たちを連れ戻そうと
大部隊を引き連れて追いかけるのは
砦の絶対権力者、イモータン・ジョー。

彼もカリスマ的な魅力を宿してました。

イモータンが兵隊たちに
忠誠を誓わせるのは、車のエンジン。
その象徴として
ハンドルを高々と掲げるシーンも圧巻。

この世界では「車」が武力そのものなのだ。

戦って死ねばヴァルハラに行ける。
あの世で待っている誇り高い館へ赴くために、
兵隊(ウォーボーイ)たちは
命を投げ出して戦いに挑む。

砂嵐に舞い上がり
美しく散っていく仲間たちをみて
「What a lovely day! (なんていい日だ!)」
死に場を求めて戦場に来た一人の
ウォーボーイがいた。

ニュークス。
彼のラストは圧巻でしたね。

主人公のマックスと
フィリオサの出会いは「殺し合い」。

砦からの脱出を試みる二人にとって
砂漠化した世界で、相手は
敵以外の何ものでもなかった。

「生き延びる」という根源的な
共通の目的によって絆が結ばれる。

この結び付きが生まれていく様は
個人的にすごく好きです。

二人の乗った車が目指すのは
フィリオサの故郷、「緑の地」。

以下、ネタバレです。

汚染は、故郷まで届いていた。
「緑の地」は、もうない。

悲しみの咆哮は、
儚く赤い砂漠に響き渡った。

何度見ても、泣けるシーンです。

彼女の叫ぶ姿は何枚もポスターになっていました。

怒りの矛先はどこに向かうのか?

生き延びるために
どこへ行けばいいのか?

砦は手薄だった。

決死の覚悟で来た道を戻ることに。

「生命の種」を携えて
未来に生きるため、
彼女たちはデスロードを引き返す。


おまけ

当時、出版された瞬間に買いました。
本作のメイキング本です。
懐かしい><

チラ見せでした。

ご覧頂きありがとうございました。

ここまでお読み頂きありがとうございました。 こちらで頂いたお気持ちは、もっと広く深く楽しく、モノ学びができるように、本の購入などに役立たせて頂いております。 あなたへ素敵なご縁が巡るよう願います。