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プロフェッショナルの条件を読んでみた①

 働き方改革を勉強するため、「生産性の向上」を調べてみよう!ってことで、まずはためになる本はないかな…ってことで探していると、この本が見つかりました。

 図書館で借りられたので、読んでみました。
 結果的には、自己実現の方法を示すもので、組織の生産性の向上を示すものではないので、思っていたのとは違っていましたが…とても勉強になりました。(タイトルに【自己実現編】って書いてあるので、そもそも、そういう本ですけどね(笑))
 図書館に返す前に、またメモのつもりで概要をまとめます。
 今回は、特に参考になったことをパートを含めて抜粋します。


part3 自らをマネジメントする

私の人生を変えた七つの経験

 ここでは、ドラッカーが経験したことをもとに、成果を上げるためにすべきことを教えてくれています。

  1. ビジョンを持つ。

  2. 流すような仕事はしない。 真摯さを重視する。 誇りを持ち、 完全を求める。 神々が見ているという考え。

  3. 日常生活に継続学習を組み込む。 常により優れたことを行うことを課す。

  4. 自らの仕事ぶりの評価を、仕事そのものの中に組み込む。

  5. 行動や意思決定がもたらすべき期待を、あらかじめ記録し、 後日、実際の評価と比較する。

  6. 仕事や地位が変わったときには、 新しい仕事が要求するものについて徹底的に考える。 自らの啓発と配属に自らが責任をもつ。

自らの強みを知る

 組織の寿命より、知識労働者の寿命のほうが長いから、他の仕事を準備し、キャリアを変えられなければならず、自らをマネジメントできなければならない。
 そのためには、自らの強みを知る必要がある。
 強みを知る方法はフィードバック分析しかない。
 強みが分かったら、

  1. 強みに集中する。成果を生み出すものに集中する。

  2. 強みを更に伸ばす。伸ばすべき知識、技能を知る。

  3. 知識の傲慢を正す。専門以外の知識を軽視しない。

  4. 仕事ぶりを改善するために邪魔になっていることを改める。

  5. 人への対し方を知る。

  6. 行っても成果の上がらないことは行わない。苦手な分野で仕事を引き受けない。

  7. 努力しても並みにしかならない分野に無駄な時間を使わない。

 自らがどのような仕事の仕方を得意とするかも、強みと同じく重要。
 意思決定者がいいか、補佐役か。
 人と組むか、ひとりでやるか。
 また、チームの一員がいいのか、相談役がいいのか、大きな組織の歯車がいいか、小さな組織がいいか。
 得意とする仕事の仕方を向上する。

 強みと仕事の仕方が合わないことはあまりないが、よくできることと価値観が合わないことはある。
 そのときは、価値観を優先

時間を管理する

 成果を上げるための制約要因は時間。常に不足する。よって、時間を管理する。
 そのために、時間をどのように使っているかを記録する。記憶では知ることはできない。

 成果を上げるためには、まとまった時間が必要。こま切れでは意味がない。小さなまとまりでは、合計が多くても役に立たない。
 そのためには、仕事を整理する。

  1. 成果を産まない仕事を捨てる。

  2. 他の人間でもやれる仕事を探す。

  3. 他人の仕事に貢献しない、ただ時間を浪費させている仕事を探す。

 他にも、マネジメントの欠陥が原因の時間の浪費もある。

  • システムの欠陥、先見性の欠如からのもの。例えば、正確な収益予測ができないなら、幅を示すだけにする。

  • 人員過剰からくるもの。成果を上げるには人が多すぎて、互いに影響することで時間を浪費させている。

  • 組織構造の欠陥。会議の過剰。会議は例外にしなければならない。

  • 情報に関わる機能障害。必要なところに情報が回っていない。

 もう少し、短くまとめられると思いましたが、長くなってしまったので、今回はここまで。
 次は、part4 意思決定のための基礎知識 をまとめようと思います。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

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