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【ブログ】住宅業界に思うこと、考えていること

「幸せだから家を建てるわけじゃない
幸せになろうと決意するために家を建てるんだ」

 東日本大震災を経験し、なんとか復旧したかと思えるようになった2020年初頭。パンデミックが世界に残した傷跡はとても大きいものでした。
 その中で日本では、世代交代が進む中、仕事観、結婚観、性別観等、多様な価値観の変化も起こりました。何を以て幸せとするか、そこに多様性が生まれた瞬間を生きてきたと思います。
 ことさら結婚について取り上げれば、事実婚、生涯独身を選択する人々が増えています。
 他方私たち住宅業界の在り方というのは、結婚という儀式を終え、子供を産み、いよいよ家を建てようかという方々を顧客と捉え、家族の命と財産を守るための住宅を提供しています。
 それ故に、家を建てる事は幸せの中にあり、通過点、ステップアップのような意味を持っていました。
 しかし、今はどうでしょう。儀式はなくても良く、結婚はそもそも望まないという人々が増えました。そこに「幸せになろう」という言葉はどんなタイミングで出てくるのでしょうか。歩んできた道を振り返れば幸せだったことを実感するかもしれませんが、どれだけの人が「なろう」という未来を口にできているでしょうか。
 だから私たちは、未来に向けて歩き出すためのキッカケを提供したい。

2人で住む、1人で住む、家族で住む、仲間で住む。
せーの、で、みんなで家を建てる。

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