見出し画像

敬意なきアップデートに未来はない!

はじめましての人もそうでない人もこんにちは!
漫画大好きっ子37歳。ナンバーナインの小林です。

先日のnoteでも記載しましたが、ナンバーナインは大絶賛採用強化中ということもあり、毎月の様に新しいメンバーが入社しており、業務委託のメンバーやインターンも含めると総勢60名を超える規模の組織に成長しました。

組織が大きくなると、多様性が生まれます。

ナンバーナインでは「ナインバリューズ2.0」という会社としての価値観を設定しているため、比較的同じ価値観を持つメンバーが多いのですが、人数が増えるとそれだけ多種多様な考え方が生まれます。

僕自身、23歳で起業して14年間ずっと社長として業界の最前線で働いている自負がありますが、やはり昔と今を比べると考え方や働き方が大きく変わったなと実感しますし、新しく入社した若いメンバーと話していると考え方のアップデートが必要だと強く感じました。

考え方をアップデートすることの重要性

10年も経てば考え方や働き方が変わって当たり前

僕が23歳で起業した当時(2008年)はガムシャラに働くことが一つの美学となっている時代でした。

サイバーエージェント藤田社長の『渋谷ではたらく社長の告白』をバイブルに営業していたあの頃、とにかく長時間働くことが正義だと考えていました。

『渋谷ではたらく社長の告白』の中で藤田社長は、サイバーエージェントの創業当初は月〜金まで毎日9:00〜2:00まで働き、更に土日も8時間仕事を行い、週に110時間働いていたと語っています。

実際に僕も創業当初は毎日9:30から終電ギリギリまで働きました。土日もほとんど出社して、平日後回しにしていた事務作業などを行っていました。

お金もコネも実績も何も無い、本当に何者でも無かった自分にとっては、働いている時間だけが確かな積み重ねだったのです。

今でも僕は「人生において一度はガムシャラに働く時期があった方が良い」と考えていますが、それでも37歳になった今、あの頃と同じ働き方はできませんし、会社のメンバーにその働き方を強要するつもりもありません。

「1万時間の法則」など、度々SNSを騒がせるスタートアップの働き方問題について、僕は中立的な立場でいます。

「1万時間の法則」とは、ある分野でスキルを磨いて一流として成功するには、1万時間もの練習・努力・学習が必要だというもの。エリクソン教授らの研究をもとに、マルコム・グラッドウェル氏が提唱しました。

1万時間の法則とは? 努力を続けるのに本当に必要なこと」より引用

結果を出す為にはガムシャラに働かなくてはいけない時もあります。新規事業の立ち上げフェーズではやるべきタスクに忙殺されることもあります。

でも、それを「会社の正しさ(価値観)」としてメンバーに強要する時代は終わりを告げました。

ガムシャラに働きたい人はガムシャラに働けば良いし、ライフ・ワーク・バランスを大事にしたいならそうするべきなのです。

ハイブリット型の働き方が現代のニュースタンダードになる時代

今の時代はハイブリット型な働き方がスタンダードになるのではないかと考えています。

オフィスへの出社とテレワークのハイブリット。
ガムシャラに働きながら、ライフ・ワーク・バランスも大事にする。

昔は「これ!」という1つの考え方に統一することが多かったですが、今は相反する2つの考え方や思想を共存させるハイブリット型が合っていると思います。

相反する2つの考え方を共存させる。
これが考え方のアップデートだと考えています。

呼び方のアップデート

例えばナンバーナインでは漫画家さんのことを「先生」ではなく「さん」付けで呼ぶようにしています。これも1つのアップデートです。

昔から漫画業界では漫画家さんのことを「先生」と呼ぶ文化がありました。
でもナンバーナインは漫画家さん向けのサービスを展開する会社として、漫画家さんとパートナーになる存在を目指しています。

これは上でもなく、下でもない。対等のパートナーという意味です。
(漫画家さんだから特別扱いするのではなく、ビジネスパートナーとして当たり前の様に敬意を持って働いていこうというスタンスです。)

呼び方1つとっても、昔からずっと続いている文化ということで何も考えずに使い続けるのではなく、今までの文化や歴史をきちんとリスペクトした上で、今の時代に合わせてアップデートすることが大切だと考えています。

敬意なきアップデートに未来はない。

考え方をアップデートする上で大切なことは、今までの文化や歴史へのリスペクト、つまり先人たちへの敬意です。

ナンバーナインの経営陣は僕をはじめ、ガチの漫画好きで構成されています。大切なことはすべて漫画から教わった人種です。

ガチの漫画好きだからこそ、自分たちを育ててくれた漫画業界に感謝していますし、恩返ししたいと本気で考えています。

ナンバーナインは漫画業界的には新しいことを行っている企業です。漫画系スタートアップとしてデジタル配信サービスやWEBTOONの制作など、常に新しいチャレンジを行っています。

でもその根っこにあるのは業界へのリスペクトであり、先人たちへの敬意です。We love 漫画。

WEBTOONなど新しいエンターテインメントが誕生し、業界全体が盛り上がると、他業界から漫画業界に参入してくる企業が増えます。

それ自体は業界発展の為にも良いことだと考えていますが、先人たちの歴史や文化を知った上で、敬意を持って業界をアップデートするのか、それとも他業界のイノベーションを駆使して業界をディスラプションするかは大きく違います。

ディスラプションとは、そもそもは破裂や崩壊という意味の言葉です。しかし、ビジネスにおいて使われる際には「既存の者を破壊するような革新的なイノベーション」を指します。ディスラプションはデジタル技術の進歩によってもたらされることが多く、デジタルディスラプションと言われることもあります。

ディスラプションとは?現代ビジネスで生き残るために必要な知識を解説」より引用

「イノベーション」という大義名分を掲げ、クリエイターさんの買い叩きをする企業や、自社の利益を最優先しプレイヤーへの還元が無い企業に未来はありません。

ナンバーナインは業界を変えるのではなく、広げていく

これは5期目キックオフの際の所信表明ですが、そのマインドがいまの成長に繋がっていると感じています。

考え方をアップデートし、働き方をアップデートする。

そのために過去を知り、文化を学び、その上で新しい価値観に合わせてやり方をアップデートする。

深夜対応や土日対応は基本やりません

モノづくりの現場において、良いものを作るために限界ギリギリまで働くことは多々あります。昼夜問わずガムシャラに働いて、みんなで最高の作品を作ることは死ぬほど楽しいです。それはめちゃくちゃわかります。

でも、ナンバーナインはその考え方をアップデートします。

定時という限られた時間の中でガムシャラに働いて、きちんと休む。
きちんと休むから短期的ではなく、中長期的に働ける。

漫画業界だけに限らず、クリエイティブな業界でモノづくりを行っているすべての先人たちへ敬意を持った上で、働き方をアップデートさせてください!

ナンバーナインでは深夜対応や土日対応は基本行いません。
それによって漫画家さんへ迅速な返信ができない可能性もございます。

でもそれは健全で健康な業界を目指した僕らの挑戦であり、次の時代へのアップデートなのです。

どうか僕らの挑戦を温かい目で見守ってくれませんか?

何卒よろしくお願い致します。

ナンバーナインでは業界を一緒にアップデートしていけるメンバーを募集しています!

【積極採用中のポジション】

企画編集 / 漫画制作ディレクター / エンジニア / WEBTOON編集者 / 学生インターン / 日南デジタル漫画ラボスタッフ

▼Wantedlyの会社情報

▼日南デジタル漫画ラボ求人情報

【INCLUSIVEでも採用強化中】

親会社でもあるINCLUSIVEでも、様々なポジションで募集しております。メディアのDXを推進する中で、宇宙事業への展開など新しい取り組みを行っているので興味のある方はこちらも覗いてみてください。

----------------------------------------------------------------------------
おかげさまでツイッターのフォロワー数が5,000人を超えました!
着実にフォロワーさんが増えてくれて嬉しいです。

目指しているのはフォロワー10,000人!!
向かおうとする意志さえあれば、いつかはたどり着くだろう?

よろしければフォローお願いします。


技術(スキル)と魂(ソウル)で漫画(コミック)の価値(バリュー)を最大化(マキシマイズ)する。