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【2019年2月25日(月)】


私は、薄暗い住宅街の路上で、ある一人の女の子と会話をしていた。
会話の内容までは覚えていないのだが、たまに二人で笑ったりと、楽しい時間が流れていたことだけは覚えている。
確かな時刻はわからなかったが、おそらく夕方過ぎ暗いの薄暗さだった。

女の子との会話中に、私の視界の端の方に何者かの姿がうっすらと映り込んでいた。それは、黒いフードを被った者だということだけはわかった。
度々その不気味な存在を気にかけながら会話を続けていたが、ある違和感に気付く。
違和感の正体は、黒いフードを被った者が少しずつ私たちの方へと近づいてきていることだった。

動揺が相手に伝わると、一気に追い詰められるような予感がしたので、私はさりげなく女の子に、一緒に家の中へ入ることを促した。
もちろん他人の家だが、自分の家のようにすんなりと入ることが出来た。
家の中は人気がなく真っ暗だった。

どこかに隠れてやり過ごすしかないと思い、女の子と一緒に隠れる場所を探した。
おそらく私たちがソレに見つかるまでの時間の猶予は無さそうだった。
適当な部屋に入り、クローゼットの中に二人で身を潜めた。
クローゼットの中はなにやらカビ臭い感じがした。
中からは外の様子が一切わからないので、とりあえずは気持ちが落ち着くまでは隠れていようと思った。

しばらく隠れていると、外から畳の床を擦って歩くような音が聞こえてきた。
心臓の”バクバク”という音と共に、胸がとてつもなく痛み出した。
恐怖で声も出せないほどの状態で、ただただソレが通り過ぎていくのを待っていた。
息もできないほどの緊張感のなか、心の中で

(来るな…来るな…)と顔を伏せながら必死で祈り続けていた。

しばらくして、外から何も聞こえてこなくなってきた。
女の子の声も聞こえない、きっと怖がっているはずだ。
一人ではないので何とか勇気を出して、顔を上げた。

目の前にいたのは女の子ではなく、黒いフードを被った男だった。


<感じたこと>

目の前にいたのがフードの男だったのは、大げさではなく心臓が止まるくらいの恐怖だった。
そこで夢から覚めたのだが、現実でも心臓が痛く、とても夢とは思えないほどのリアリティを感じた。

別に怖い映画とかを見ていたわけではないので、なぜこんなホラーテイストな夢を見たのかがわからない。



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