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防音室もどきをつくってみた

アイリッシュブズーキという楽器を買ってから、適切にチューニングしてみると良い音が出るようになりました。

すると、むくむく練習して上手く演奏できるようなろうという機運が高まってきました。

ワンルームのアパートで練習するには騒音対策が必須です。
せっかくなので、防音室もどきをつくってみることにしました。

防音を理解する

「防音」は「吸音」と「遮音」を組み合わせること重要だそうです。吸音していないと音が反射を繰り返して、騒音になります。まずは音の反射が最小限になるように吸音材使用します。その後で遮音材を使い音が漏れることを防ぎます。吸音材と遮音材、この2層構造が大事です。

構想

とはいっても狭いワンルームの居住空間の一部をまるまる作り変えるのも手間です。例えば簡単に設置できるダンボール製防音室なんかがあります。
そんなことをせずに、完璧な防音でなくてもいい、ある程度音量が抑制できる空間が実現できないか。

そうだ、ユニットバスを活用しよう。

外壁や床は割と厚いので、気にならない程度の音漏れしかしないそう。
そして、大きく音が漏れるのは扉付近です。
なので、扉部分を対策すれば良さそうです。

購入した材料

吸音材にINOAC社の「カームフレックス F-2」を使用。
モノタロウでは、厚みやサイズ、表面のテープの有無を選択して発注できるので便利です。今回は厚みを30mmで、扉のサイズに合うよう分割して購入しました。

遮音材はZEON社の「軟質遮音シート サンダムCZ-12」を使用しました。

例えば、鉛のような比重の大きな金属が遮音性能が優れています。
今回は設置場所のサイズやコスト、厚かやすさを比較した結果、上記の遮音シートを選択しました。サンダムCZ-12も金属粉が充填することで遮音性能を高めているようです。

あわあせて二トムズ社の隙間テープも購入。

扉に貼り付けは、容易に取り外せるように面ファスナーを使うことにしました。3M社のメカニカルファスナーが薄手で個人的なお気に入りです。手元にあまりがあったので使用しました。フックタイプとループタイプの2つがあって初めて接着します。

メカニカルファスナー(フックタイプ)
メカニカルファスナー(ループタイプ)

つくりかた

つくりかたは簡単です。扉のサイズに合うように、吸音材や遮音材をカットし両者をはりつけます。

ドアノブは切り込みをいれて、その部分がとおるように工夫します。
そして、吸音材と遮音材を組み合わせたパネルをメカニカルファスナーで扉の内側に固定します。

その後、扉の隙間を隙間テープで埋めて完成です。

試してみた感想

性格に音量をはかったわけではないですが、完璧な防音とまではいきませんでした。ある程度は音漏れしますが、防音パネルがあったほうが気にならない程度には遮音してくれます。

なので、防音室というより防音室もどきです。

改良するなら、吸音材の厚みを厚くする、遮音材を金属のシートにする、といったことが考えられます。

せっかく購入した楽器の練習が捗りそう。

参考

下記の動画がとても参考になりました。



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