強いってどんな気持ちですか？30

テスト前日〇〇達は招待されたロックフェスに来ていて

久美「すご〜い！！」

飛鳥「人がうじゃうじゃいる」

七瀬「あれってもしかして？」

スタッフの偉い人が手を振っている

〇〇「なーちゃん知り合いなの？」

七瀬「大学の時の同級生や！ちょっと話してくるな！」

久美「みんな大丈夫？」

鈴花「楽しみたいんですけど」

好花「緊張してきました」

美玖「2人なら大丈夫だよ！」

優佳「ギターもベースも上手いし！綺麗だし！何より2人のハモリは綺麗！」

飛鳥「もしかしたらゲリラで5人で出されるかも？」

〇〇「あすちゃん！」

鈴花「ヤバい！お腹痛くなってきた」

好花「ウチも行ってくる！」

久美「意地悪しないの！」

飛鳥「もしかしたら本当にあるかもだろ？」

〇〇「僕たちはそれなりに慣れてるけど2人はまだ慣れてないんだから」

飛鳥「悪かったよ」

〇〇「あとで2人に謝ってよ」

美玖「それにしてもやっぱ西野姉弟揃うとオーラすごいですね」

5人の周りに小さな人集りが出来始めた

〇〇「あすちゃんも久美姉ちゃんも綺麗だし優佳も美玖も可愛いから仕方ないよ」

飛鳥「〇〇もそろそろ自覚しろ」ﾍﾞｼ

〇〇「痛いよ」

飛鳥「中学の時の小ちゃいぽっちゃり君じゃないんだ」

久美「背も180越えてスラっとして筋肉ムキムキになって顔も青年になったんだから」

優佳「イケメンなの自覚しなさい！」

美玖「鈍感〇〇！！」

〇〇「う、うん」

トイレに行った2人が帰ってくる

富田「〇〇君言われとるね」

松田「やっと自覚したか！モテ男君」

〇〇「いや、特に、、」

全員「はぁ」

七瀬「みんな〜この人がうちの同級生の人で遠藤さんって言うんだけど今回のフェスの管理者」

優佳「すご！」

遠藤「初めまして、みんな来てくれてありがとうございます！音楽会社の人はまた後で会えると思うから今日は存分に楽しんで行って下さいね！」
七瀬「ありがとう！またね！」

遠藤「じゃあね！」

七瀬「よし！行こう！」

バンドの曲を聞いたり、屋台のご当地グルメを食べ歩いたり、楽しんでいた

久美「次ここのステージで〇〇達の好きなバンドやるよ」

〇〇「初生だ！」

優佳「何回ライブ応募しても落選通知しか来なくて諦めてたけど」

美玖「念願の生歌ライブ！！」

松田「3人よく聞いとるもんな」

富田「3人の原点みたいな感じかな？」

飛鳥「出てきたぞ！」

先程よりも観客のボルテージが上がる

いつも聞いている曲が目の前でパフォーマンスされ、周りは怒号の様な声援が一体となる

〇〇「すっげぇ」

美玖「カッコいい」

優佳「こんな世界あるんだ」

松田「ウチやっぱアーティストになりたい」

富田「私も！好花と一緒に！」

七瀬「〇〇どうするんだろね？」

飛鳥「この雰囲気に呑まれるとなっちゃいそうだけど」

久美「優佳ちゃんと美玖ちゃんがしっかりしてるから大丈夫なんじゃない？」

七瀬「なったらなったで面白いけどね」

飛鳥「その時はちゃんと応援する」

久美「この5人だったら絶対売れるしね！」