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できなくなることの楽しさ

今日の一言

先日健康診断があった。バリウム検査をすると胃がやられてしまう。健康の診断のはずなのに、そこで毎回不健康になるのもなんだかな〜と思いながらも、数日間調子が悪くなる。

体の中のどの器官も大事だけれども、胃は本当に大切だなとしみじみ感じるのである。胃が痛かったら何もはかどらないのだ。
それこそ、子どもの頃はよくお腹が痛かったので、年間で100日以上はお腹の薬を飲んでいたと思う。自分はお腹が弱いのだ、と思っていて、それはそういうものなのだ、と思い込んでいた。

社会人になってから、健康のことを気にするようになると、それは牛乳が合わなかったとか、そういうことがあるんだと知る。僕の場合は牛乳をやめただけで大幅に改善されたのである。

本当に思い込みというものは怖いもので、体にいいから飲みなさいとずっと言われてきたものが、自分のお腹を毎日壊していたなんて・・・。
知らなかった親が悪い、自分が悪い、と責めることはできるかもしれないけれども、そんなことを考えても仕方がない。

世の中の常識だと思われていることは、必ずしも自分にとって当てはまるとは限らない。むしろ、いまではダイバーシティ(多様性)などの言葉を聞くようになったが、本当はみんな一人一人違う中で、もう最大公約数的なものでなんとかしようとする発想というのは、どんどん減っていくだろう。なぜなら、一人一人に効果が違うからである。
一人一人体質が違うので、その人の体質あった、食事、ライフスタイルなどに変わっていくのだろう。
いまはきっとその過渡期なんだと思うし、そうであって欲しいと思う。もし、昔の僕がそのことを知っていたらそんなにお腹が痛くて悩むことはなかったのにな、と思ってしまうけど、でも、いまそういうことを知ることができるようになったことはよいことだと思うし、そういう経験があったからこそ、常識というのものが万人に当てはまるものではなく、疑うべきものであることを知ることができたのだ。

そして、こうやって執筆できるのも、「常識を疑う」ということの必要性を知ったからである。
いつ、どのタイミングで何に気がつくか、というのもその人次第だ。
転ばぬ先の杖になるのではなく、その人の体験を尊重しながら、一緒に幸せになる道を歩んでいきたいと思う今日この頃です。

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