「あらゆる思い込みを見抜き、絶対自由でありなさい」

「人間は思い込みの動物である。思い込みこそが人間を不自由にする。あらゆる思い込みを見抜き、絶対自由でありなさい。そして、自ずからなるところの人間になりなさい。それこそが、こんな世の中でも、幸福である人生だ。」
『人間自身　考えることに終わりなく』　池田　晶子

20年くらい前からずっとこの「思い込みを見抜き、自由になる」には？ということが自分の中での問いだった。でも、いくら本を読んでも、だれかと出会っても解決することはなかった。結局、自分の外には答えはなく、自分の中にしか答えはないのだ。

じゃあどうすればいいのか？　向き合って。考えるしかないのだ。そんな単純なことをこれまで避けてきたのだ。（考えることは面倒で、大変なので）逃げてきたと言ってもいい。

でも、向き合ってみると面白い。なぜなら、自分がずっと解決したいと思っていた問題というのは、結局、一番自分が興味があるものだったのだ。そんな人生のパラドックスに気がつく。

ひたすら本を読んで、疲れたら散歩（しながら考える）。そんな年末年始。

久しぶりに超没頭していると、好きとか嫌いとか、やりたいやりたくないとか、良い悪い、速い遅いとか、損か得か、現実とか理想とか、そんな感覚がなくなる（良い意味でどうでもよくなる）＝空？になる。
それでいいんだと思う。それが（自分には）いいんだと思う。

追伸

メルマガのタイトルを「感じる」ちからにリニューアルしました。ずっとずっと言葉にならなかった言葉をようやく言葉にできそうな気がします。
（と言っても、言葉にならないものを言葉にしようとするので、結局、言葉にはならないのだけれども、それでも言葉にしようとするという意味わからないことをし続けるのです）

孔子曰く「四十にして惑わず」。ほんとうだろうか？　と思うけれども、僕もそれくらいの歳になってきたので、もういいだけ惑わされてきたので、そろそろ惑わずに生きていけたらと思う2023年です。今年も宜しくお願い致します。