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大学受験のインテリズム―勉強の仕方 時間編―

こんにちは。takuです。

大学受験のインテリズム、今回は時間の使い方についてお話します。

時間の使い方、というのは色々なことが言えると思いますが、ざっくり分けると

1.短期的な勉強よりも長期的な勉強の方が良い。
2.勉強というのはやりすぎてもやりなさすぎてもダメ。

この2つについて今回は話していきたいと思います。

前者はいわゆるスパンの話、そして後者はいわゆる勉強時間の話です。

なんとなく前者は言っている意味が分かると思いますが、後者については納得のいかない方もいるでしょう。なぜ、やりすぎてはいけないのか。

そう思った方はぜひご覧ください。

そして、大学受験に関係のない方も、勉強という意味では関係があるかと思います。参考に是非ご覧ください。

それでは、

これで決まりだ!

長期的勉強

短期的な勉強よりも長期的な勉強の方が良い。

短期的に集中してやることの特徴として早く力が付き、早く力が無くなっていきます。

筋トレと全く同じです。一気に筋肉を鍛えていくと確かにすぐにめっちゃムキムキになると思いますが、やめたらすぐにまた元の体に戻ります。

短期的な勉強をした直後は記憶が残っていることは確かに多いですが、すぐに忘れてしまうものです。

長期的な勉強はその逆。すぐに忘れることはないうえに、覚えた知識をちゃんと使えます

短期的、長期的とは具体的に何なのかは後述するとして、結論から言えば長期的にやる方が良いのは当たり前な話です。

というのも、肝心なのは目の前にあるものではなくてもっと先の将来だからです。

例えば、定期テストの対策に一夜漬けをしたとして、確かにそれは定期テストには良いかもしれませんが、その先の大学受験、もっと言えばもっとその先の勉強(例えば政治の授業とか)には影響しません。

そして、大事なのは定期テストではなく大学受験です。だからあなたのやっているその一夜漬けというのは無駄なものに過ぎないのです。

まぁもちろん定期テストの成績が良いことに越したことはないのでいつもよりももっと勉強するべきではあります。でも一夜漬けするほどのことではありません。

一夜漬けについてはまた後程お話します。

長期的とは

では、長期的とは具体的にどういうことなのか。

それは継続的であるということです。要するに続けてやる、覚えている状態をキープし続けるということです。

例えば、単語帳。一夜漬けで単語を一気に覚えるのではなく、一定のサイクルで単語帳を何度も読み続けることによって記憶を定着させ、覚える状態をキープするということ。

いわばルーティンワークです。

これは非常に楽です。なぜかと言うと、一日にそれをする時間がそれほどかからないからです。

一夜漬けと比べたらわかります。一夜漬けは一日で、夜の眠い中3,4時間も机にへばりついてやるわけですよね。

最悪机で突っ伏して朝になっている。こうなったらもうおしまいです。

実際に僕もやったことありますが、なんにも意味がありません。普通に対策するのとそんなに変わらないし。

対してルーティン化すると、例えば歴史の勉強をする時に定期テストの範囲の程度であれば1日10~20分程度を毎日続けてやるだけでもすぐに覚えられます。

1日たった10~20分ですよ?楽でしょ?通学途中に電車の中で一人ちょこっと読むだけで終わりだもん。

そして結果的に3ヶ月後のテスト直前になれば大体15時間~30時間やったことになるわけですからかなりやっていることになります。

15時間~30時間って一夜漬けしても物理的に捻出不可能な時間の長さです。

正直この勉強法は凄すぎて特許が欲しいです。間違いなく誰でもできるようになるはず。

もちろんこのやり方を実践している人は出かけている時にもよく見かけます。受験生なのかな?

でもこれ受験生じゃなくてもやった方が良いです。だってめっちゃ楽だもん。

受験生でなくても、大人の方でも、どんな人にもオススメしたい、このルーティンワーク勉強法

これをやれば誰でも頭が良くなります。間違いありません。

勉強時間

勉強というのはやりすぎてもやりなさすぎてもダメ。

勉強をやらないことがダメなのは分かりますよね(勉強をやる意味についてはまたいつかお話します)。

ではなぜやりすぎはダメなのか。それは勉強をするだけでは得られない経験があるからです。

学生が勉強をせずに何をするのかと言えば、部活や趣味、友達との遊び、恋愛が考えられると思います。

例えば部活で言えば、体育会系の部活に入っていれば、上下関係がしっかりしているので礼儀作法を身に付けることができると思います。

礼儀作法はめちゃめちゃ大事です。どんなに頭の良い人でも礼儀作法が分かっていなければ絶対に生きていけません。仕事でも役に立ちません。

だって、お得意先の会社に対して、「おはようございます。本日はよろしくお願いします。」の挨拶が言えない人間はどう考えたって嫌でしょ?

別の例を挙げれば、学校のクラスメイトとの付き合いもちゃんとやらないと、社会に出た時に人との付き合いは絶対にうまくいかないですよね。

私たちは人との付き合いというものが不可欠です。人と付き合わずに生きていくことなど到底不可能。

お金を稼ぐ、そのお金を辿れば必ずお金を払っている人にたどり着きます。それを考えれば当たり前でしょう。

いくつか例を挙げましたが、以上の例で言う人間関係は勉強では絶対に身に付かないスキルです

人間関係だけではありません。例えば、自分の趣味に打ち込むことはその趣味が好きという自分自身のステータスとなり、自分自身にユーモアや深みを与えてくれます。

勉強をやりすぎるとそれだけに視野が限定されてしまいます。

そもそも勉強というものはそれ自体が重要なのではありません。そうではなくて、勉強とその外にあるものとの線のつながり、これが重要なのです。

なぜ我々は微分や関数を勉強するのか。微分や関数が重要ではありません。それを使って世の中に起こっていることを説明することが重要です。

例えば、経済学。経済学というのはモノやサービスの値段や労働者の給料などを数学の知識を使って分析する学問です。

経済学も勉強の一つかもしれません。しかし、経済学は実際に働いたり、物を買ったりして体験をしなければ分かりません。

突き詰めていけば、結局は勉強だけでは足りないのです。

一回鉛筆を置きましょ。そしてクラスメイトとおしゃべりしましょ。

後には絶対にない、その青春を楽しんでほしい。勉強よりもその青春の思い出の方がよっぽど価値があります。東大生でもそう思います。

終わりに

今回は時間というテーマでお話しました。
次回は場所というテーマにしようかな。

東大生なのに、勉強しすぎちゃダメ、と言った理由。お分かりいただたかしらん?

実際に僕も高校時代は勉強した思い出よりも、部活の思い出の方が大切です。東大生という肩書は二の次。

部活で一緒に頑張った仲間とは、卒業した後はそこまで会うことはありませんが、やっぱり会います。今でも良い仲間ですよ。同期のお母さんが作ったアルバムも大切に保存しています。それだけ良い思い出です。

保護者の方々も、あんまり勉強勉強って言っちゃダメよ。子供が浅い人間になっちゃうからね。
※そこら辺の教育論はまた後々。

ご覧いただきありがとうございました。それでは。

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