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自分と他人

みなさんは自らの性格を知っていますか?

私はまだまだ自分自身のことは理解しきれていません。
毎日、新しい発見と新たな反省です。


性格には各個人差があり、
人には人の生きてきた道があり、
これまで生きてきた環境、
出会ってきた人、
見てきた、感じてきたもの。

それらによって変わってきます。


何年・何十年と連れ添ってきた自分自身のことを理解できてあげていますか?



毎日出会う人達の人生


先日、重度のうつ病の方の対応についての相談を受けました。
実際に会ってお話してみないと分からない点も多くあります。

私の周りには精神疾患などで悩んでいる人はほとんどいません。

しかしながら、私が毎日お会いする人の誰かの周りには悩んでいる方がいるのです。


その人の周りのうつを抱えている人は、
はじめにお話しした
現在の、家庭環境、現在の勉強している内容、その他、様々な内容で悩んでいました。

1人でいるときに自傷行為を繰り返し、
誰かと一緒にいると、
問題はなくなる。安心する。


そんな生活が数カ月続いていたみたいで、
自分自身で相談できる人がおらず
その時に実際に手を差し伸べたのが、
今回ご相談をされた方でした。


深夜の時間帯でも関わらず、
近くでずっと寄り添い話を聞いたご相談者の方。
私はその方のお話を聞き、感動しました。

全員が全員そうではないでしょうが、
誰かを助けようとする人が身近にもいたことでより一層、私の活動の励みになったからです。



その方に関しては、どうすれば良かったのかわからないと話していましたが、


その人を思う気持ち。
その人をどうしてあげればよいのか。

【どうすれば】
という気持ちがそういった行動になったそうですが、

相手のことを思うとはそういうことだと思います。


私がこういった症状を過去に抱えていたから。
このようなことを公表してから多くの方に。
また、その方々の周りの人生までを関わることになりました。


今思い返すと、
私以外でもみなさんでも、ご家族、ご友人のみならず、その人の周りの人まで影響を与えるのだと感じる場面があったと思います。


人は本当に誰かの力によって生かされているのです。


自分は自分のために生きているが、
誰かのために支えて生きている


社会はそうやってできているものだと感じます。


今回、ご相談をされた方のような方が増えてくれればと願いばかりです。



隣の人を意識してみる


誰かを意識して生きたことはありますか?

頭が痛くなるほど、
考えて生きてきたことはありますか?


隣にいる人はどういった人間で。
どういった道を歩んできて。
どういった人たちと接してきたのか。

今。どういったことを考えていて、悩んでいるのか。


そういったことを考えるのも自分を成長させるひとつの行動であると感じます。

誰かに支えられている分、誰かを想い、日常を生活するのもひとつありではないかと思います。


今、これを見ている人の隣で、
どういったことを考えている人が隣にいるのか?

考えてみてください。


そう考えることで、私もまだまだですが、どういった話をされると良いか。
黙ってそばにいるだけで良いのか。なにか声をかけてほしいのか。

察する能力が少しずつ備わってきます。


それが誰かが誰かを想うことが、
人々が暮らしやすくなってくると思います。


相手の性格を知る


誰もが相手のことをわかれば、苦労はしません。

エスパーであったとしても、心理学者であったとしても、
人の心は、その人が実際にどういうことを思っていて考えていて、こう行動したいと願うかは読めないのです。



相手のことを知ることで、
少しずつ相手の心の扉を開くことができていくと私は思っています。


どういった口調で、
どういった声の質で、
トーンで、
話を組み立てていったり、
話の構成を変えていくことも可能です。


いきなり、ノックも無しに。チャイムも無しにズカズカと自分のテリトリーに入ってこられると苛立ちますよね。


その状況と同じです。
また、精神的に何かを抱えているような人は、その玄関の扉が重かったり、インターホンの充電が切れていたりするのです。


その場合、みなさんはどう対処しますか?


相手を知っていく上で同じようなことが言えると私は思います。


しかしながら、いざ相手と距離を詰めて、仲良くなったり、扉が開ききった間柄になると、相手の良さ・自分には持っていないものなどあらゆるところが浮き彫りになってくるわけです。


みんながみんな同じ性格ではないので、
それが面白いのです。

全員同じ性格で。同じことを考えていて。
何もかもが同じだと面白味もなければ、普段の生活がどれだけ退屈かがわかります。

もちろん。宗教・人種・様々なことが考えられる中での違いは存在すると思います。


しかしながら、人には目があり、口があり、耳があり、物事を伝える方法があります。
それは話せない、聞こえない人にも物事を伝える方法があります。


社会は便利にはなり、どんどん変化してきていますが、
人も変化してきています。


それは良い方向にも悪い方向にも同じことが言えます。

ネット社会となり、情報が手に入れやすくなったものの。
顔が見えない人との交流が増え、さらに新型コロナウイルスの影響もあり、顔を見ての会話、表情を見ての会話がかなりと言っていいほど少なくなりました。


どんな相手でもその相手の性格を知る。相手のことをもっと理解する。


それがどんな相手であろうとも、その気持ちを持ち続けていればそれは相手に伝わっていくと私は信じています。




最後に


人は人。他人は他人。
と捉える方も多いですが、
間違いではありません。


ですが、本当に1人になったときの孤独感と、
生活のレベルは格段と違います。


誰かに支えられて生きている分。
誰かを支えてあげるようにしていきませんか。


まずは自分自身を知るところから。


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